HSP/HSCのアウェイ感
HSP/HSCとして40年以上生きてきた感想、それは「アウェイ感が半端ない」ということ。
この世の仕組みの大半は、人口の多数派 5分の4にあたる非HSPの人々のために作られているが、HSPにとってそのシステムに合わせることは苦痛を伴うことが多い。
波動的に、作りが「粗い」のだ。
場所でも人でも、空気感が冷たい、優しさや配慮がない等のエネルギーはHSPにとっては共鳴しにくい要素となる。
もちろん世の中そんなアマイこと言ってたら生きてゆけないのであるが、
でも、そういう微細なエネルギーに反応してしまうのが”HSP/HSCの性
(サガ)”なのである。
HSCであるということは、ほかの子がスッとスルーできるところで、
息子は引っ掛かり、つまづく確率が高い、ということである。
おそらく、非HSCの子に比べて、生きづらさを味わう場面が多いだろう。
しかし、逆にHSP/HSCであることで得られる喜びも多い。
HSCの彼ら・彼女らは、その敏感な感受性の恩恵を受け、
自然界の美しさ、五感を通して味わう人生の豊かさ、
生きとし生けるものとの交流、etc
を体感し、この上ない幸福を感じる瞬間にも恵まれるだろう。
(※ このように良い環境においては学力や才能が人一倍伸び、
逆に合わない環境では成績や生産性が落ちてしまうHSCの特性を、
専門用語では「差次(さじ)感受性」というらしい。)
総合的に言うと、確かにHSCは人生の序盤では躓きやすいかもしれない。
しかし、経験を重ね、取捨選択を繰り返し、「自分」というものの取り扱いを知れば知るほど、人生は格段に生きやすくなっていく。
だから、息子よ、長期戦で歩んでゆこう・・・
集団の中で息子が居心地の悪そうな顔をしている時、何度となく心の中で
そう語りかけた。