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浜松~東京~弘前バスの旅

12月21日(土)、青森県弘前市の近く(隣り?)にある黒石市という所で拝郷メイコさんの年末行事の1つ「トシノセツーリスト」が行われた。

恒例のことなので発表になってから気になっていたけど、行こう!と心の中で決めたのは12月になってからかな。
こういう遠征みたいな時はなるべく内緒で行きたい。浜松から遠ければ遠いほど内緒にしたい。
という謎の思考で予約をせず、当日券で向かうわけだけど、これで当日券が出ないとなったら切ないので毎日のように「X」で当日券情報をチェックしていたし、イベントに伴ってポストされる黒石の情報についついイイネをしてしまう日々。

そんな中で当日券発売の情報も入手し、既に東京~弘前の往復の夜行バスなどを取っていたので一安心。とりあえずライブには参加できそう。

そしてトシノセツーリストの前日(12月20日)に東京でD.W.ニコルズの鈴木健太さんがKENTA'S MUSIC BASEという、好きなレコードを紹介しつつその背景なんかも教えてくれるイベントが開催予定だったのでそれにも行く事に。というかそのつもりで夜行バスを取っていた。

まずは浜松を10時に出発するバスに乗車。
14時には渋谷に到着予定でしたが交通事情により、14時40分頃に到着。

その前日「花野とルーツ聴き語り」という私の自主イベントに出演してくれたゲストの花野さんが原宿のKIDDY LANDの15時の時報を作った。という話を聞いていたので、せっかく東京行くし、聞きに行こう!と思っていたけど、バスの到着が遅れたので原宿に着いた時点で15時になってしまい、残念ながら今回は聞くことが出来ませんでした。

いつか必ず聞きに行きます!!

そして原宿からその足で私の好きなSOU・SOUの青山店へ。
欲しかった可愛い便箋などを購入。

この便せんで手紙書きたい。

そうこうしていると、KMB(KENTA'S MUSIC BASE)の時間になりそうだったので代官山へ。
前回、カレーが売り切れていたので今回は食べたい!と思いながら会場へ。今回は無事食べることができました!
(健ちゃんから「前回食べれなかった潤さんが来るから今日作ったんだよ」と言ってもらえたので、この日美味しいバターチキンカレー食べた人はみんな私に感謝してほしい)

KMBは私が「ルーツ聴き語り」をするきっかけになったイベント。
聴き語りのルーツなので私としてもとても大切に思っているので今年最後のKMBにお邪魔出来て良かったなーと思いつつ、いつもは最後までゆっくりしていられるけど、この後、夜行バスに乗って弘前に行かないといけないので泣く泣く途中退席。

バスタ新宿に行くため、渋谷駅に到着した時に健太さんからLINEが来ていて、どうやら抽選会でレコードが当たったらしく、どうします?という内容でした。
私は途中退席しているし、権利は無いと思っていたので、辞退。
どうやらそれも会場では盛り上がっていたようで、なんだか嬉しい。

そして無事に夜行バスにも乗れて弘前へ。

車内は3列シートで、横の方とは通路を挟む感じになっているので隣りを気にする事なく過ごせたんですが、後ろはちょっと気になったかな。まぁそんなにリクライニングもしなかったけど。
休憩所ごとに目を覚まし、トイレに立ち寄り。若干身体の痛みを感じてはいたけど、身体の向きを変えたりして乗り越えていたんだけど、目的地弘前に着く前に左ふくらはぎがこむら返ってめちゃくちゃ痛かった…
寒さなのか、水分不足なのか、栄養不足なのか…とにかく何かが足りなかったのでなったんでしょうね。
痙攣みたいなのはすぐに治まったんだけど、バス下車時に立ちあがるとまだ痛みが残っておりました。というか、このnote書いてる時点(12/22)でもまだちょっと痛みが残ってますが…
(追記:12/23で痛みは引きました)

そんなこともありながらですが、無事に弘前に到着。予定よりちょっと遅れたけど、問題無し。というかもっと遅れても良かったけどね。なんせ早すぎてお店もやってないし…

到着時は雪が降ってました。

弘前はりんごの生産量が多いらしく、そのりんごを使ったアップルパイを名物にして町おこししてる感じだったので、その手にまんまと乗ってアップルパイを1つでも多く食べたい!と思っていました。
が、当日、弘前に着いた時には雪は降ってるし、結構積もってるしで、巡る気持ちは押さえ込まれ、駅から近いところで済まそう。みたいな気持ちに切り替わり、ちょうど駅の待合室の横に売店があり、そこのアップルパイを待つことに。(だからもう少しバス遅くても良かったのよ)

しかし、ただじっと待ってるのもなーと思いながら駅をぶらぶら。構内のショッピングエリアも締まっていたけど、1つだけお蕎麦屋さんが開いているのを発見!
アップルパイを食べまくる為に朝飯もアップルパイにしようと思っていたのですが、口コミに「津軽そば」という言葉を見つけてしまい、ふらふらと吸い寄せられてそばをいただきました。

正月以来の津軽そば

そばを食べている最中、地元の常連さんが来てお店の方とお話をされていたのですが、ここで地元の方言を注入。
いいね。とても素敵。やっぱり遠出をしたらその土地の方言って聞きたいですよね。
昔、鹿児島に行った時に小さな銭湯で地元のおじ様が「ばってん」と言った時の感動は20年以上経った今でも忘れられません。それぐらい好き。
方言をそばを噛みしめながら(津軽そばは噛みしめる必要がないほど柔らかいけど)聞くことができて大満足。弘前来たなー感。
そしてその後、少し駅前をぶらっとしたところで売店オープン。
まず1つ目のアップルパイをいただきました。with アップルジュース。

BRICK A-FACTORYさんのアップルパイ

これがめちゃくちゃ美味くて。最高。
実は今年の正月に青森市に行った時にお土産で買ったアップルパイが美味しくて、そこで初めてアップルパイの魅力を知ったので、過去にそんなに食べてこなかった、アップルパイ初心者ではありますが…

最高のアップルパイをいただいた後は少し動かねば。と思い、これまた20数年前に一度だけお邪魔したことがある弘前れんが倉庫美術館に巡回バスを利用して行ってきました。
ここには弘前出身で私が好きな奈良美智さんの個展できたことがあり、今回も奈良さんの作品がロビーにあるということだったのでそれを見に行きました。

可愛い。奈良美智さんの作品。

満足した私はその横にあるカフェが併設されているショップにお邪魔して、2つ目のアップルパイタイム。

CAFE & RESTAURANT BRICKさんのアップルパイ

まず見た目が可愛い。この形に焼ける南部鉄器のホットサンドメーカーみたいなのも売ってた。
パイがサクサクで中にはりんごはもちろん、カスタードクリームも入っていて、お店の雰囲気もあり、美味しくいただきました。
しばらくのんびりさせていただいて外に出ると、朝降っていた雪も止み、天気もよく気持ち良い。弘前最高!

弘前れんが倉庫美術館

そして巡回バスに乗り、余裕があったら立ち寄りたかった弘前公園を横目に弘前駅に戻り。
今度は駅のショッピングエリアにあるラグノオアプリというお店のアップルパイを購入。このラグノオアプリのアップルパイが正月に買ってきたお土産のアップルパイで、どうやらとても有名なお土産だったらしい。知らなかった。
ここはテイクアウトのみなので購入して駅の待合室にて。

スティックタイプで食べやすい

温かい状態でお店においてあったので温かいうちにいただきました。
これもやっぱり美味いですね。私をアップルパイに導いただけのことはあります。
この時点で3つ目のアップルパイをいただいて、結構お腹もいっぱいだし、4つ目いくのもなー。という感じだったのですが、朝1つ目にいただいたお店に委託販売的にもう1つ別のお店のアップルパイがあったので、これは食べておこう。とここまで来ると義務的というか、なんというか、使命感というか。
ま、そんなことも感じつつ、またアップルジュースと一緒にいただきました。

タムラファームのアップルパイ

はい。もちろん美味しい。けどテイクアウト用で温かい状態じゃなかったし、私もお腹いっぱいだったのもあって、そこまでの感動はありませんでした…申し訳ない…次は1つ目に食べます。

と、朝からアップルパイばかり食べていたらそろそろ目的地に向かわないといけないのでは?という時間になりまして。
割とギリギリめの時間の列車に乗ることになりました。

弘前から黒石に向かうには弘南鉄道を利用。
1時間に1本しかないので乗れなかったら大変なことになります。
トイレに立ち寄っていたので危なかったですが、なんとか乗車。

弘南鉄道

そしたらちょうど向かえに同じ行先の方々とバッタリ。
ここまで誰にもバレずに来たのに…すぐバレました。

そんなこともありつつ、車窓の雪景色を眺めながら、途中ちょっとウトウトしながらも、無事に黒石駅に到着。雪だらけ。

一面の雪景色と雄大な岩木山
久しぶりの切符
弘南鉄道終点黒石駅

人が一人歩けるぐらいは除雪していただいておりましたが雪深く、私の足袋も良い感じになっておりましたが、なんとか転ばず、目的地「音蔵こみせん」に辿り着きました。

トシノセツーリスト2024会場

こみせんがあるこみせ通りは歴史があり、当時の面影を残していて、とても風情のある街並みでした。ちょっとだけ時間があったのでブラブラしてみました。
時間とお腹に余裕があったら寄ってみたいお店もありました。

そんなこんなでブラブラしていたら開場時間になったので会場へ。
ちょうど整理番号を呼んでいたのでチラッと五十嵐さん(メイコさんのマネージャー)が見えたので建物に隠れるようにして当日券で入場。
入場スタッフは地元の方だったのでバレず。何事もなかったように椅子に座り、メイコさんのライブを堪能。
実際にねぷた祭りで使われたものがステージのバックに飾られていて、とても素敵でした。

ライブ中もなんとなく目が合ってるかも。というライブあるあるにバレないかと心配になりましたが、どうやらバレていない様子。
よしよし。これは良いぞ。と思っていましたがついにその時がやってきました。


っとその前にこの拝郷メイコさんの「トシノセツーリスト」について少し説明が必要なので簡単に。

トシノセツーリストとは拝郷メイコさんが毎年12月に各地で行っているワンマンライブで、どこでやるかは前年に決まります。
その決め方は来場者が入場時に箱の中に入っているゴムボールを1つ取ります。そのゴムボールにまだトシノセツーリストをやっていない都道府県が書かれています。

私は山口を引きました

そこからじゃんけん大会が始まります。
まずはメイコさんと来場者全員でじゃんけんをします。
そこで勝ち残った数名の来場者でじゃんけんをします。
そして最後まで勝ち残った人が持っているゴムボールに書かれた都道府県が翌年の開催地になります。(決まるのは都道府県だけなのでその中のどこの市町村でやるかは主催者の判断)


そう。その時とはこのじゃんけん大会のこと。
ライブの中盤辺りに行われるわけですが、入場時にボールを持ってしまった以上、参加しないわけにはいかないので、メイコさんの指示に従い、まずは全員起立。
そしてメイコさんとじゃんけん。
「長く楽しみたいから」という理由であいこと勝ちの人が残り、負けた人が座っていくスタイル。

私はじゃんけん弱いのですぐに座ることになるだろうと思っていたのですが、なぜか今回は負けず。お客さんが半分以下ぐらいになったところで、メイコさんから立っているお客さんに「何県?」と確認するときがあり、ついにきてしまいました。

「そこのメガネの方… 

 え? 

 じゅんさん??」

バレました。バレてしまいました。
そこでメイコさんが私を紹介してくれたので会場も盛り上がり…私も開き直り。盛り上がりったから良いかな。みたいな。

しかし、逆にここまで来たら負けられない流れだな…
でもじゃんけん弱いしなぁ…
とモヤモヤしつつ、じゃんけん大会は続きます。

残りが数名になったところで直接対決。
これもなんだか勝ち進んでしまい、最後は「東京神」(東京ボールを持ってる方)と「山口神」こと私との対決になり、ドッキドキでしたが勝つことができました!(じゃんけん弱いはずなんだけどな…)
といことで、来年のトシノセツーリストは山口県での開催となりました。

山口と言ったら下関と徳山に競艇場があるぞ。などと思いながら、来年はチケットもらえるらしいので、山口神として行くしかない流れですね。
(競艇も行けるぞ!開催日じゃなかったら悲しいな…)

そんな一盛り上がりもありつつ、ライブは進み、最後はアンプラグドで締めくくり。とっても良いライブでした。メイコさん楽しそうだったな。

ライブ後に少し地元のPAさんや会場さんとちょっとお話をさせていただいたりして。雪かきの話や方言、ねぷた祭りのことを聞かせていただきました。
方言好きにはたまらん時間でした。

メイコさんは片付けもあるし、私も夜行バスで帰るのでギリギリまで弘前駅周辺で待って、タイミング合えばちょっと会えたらねーって感じで一時お別れ。
会場から最寄り駅の黒石駅まで暗くなった道を転ばぬようにゆっくり帰りました。

夜のこみせ通りも良かった

雪道って滑るし冷たいし、いいことないような感じするけど、雪なし県の私からするととても特別な道なんだよな。地元の人は雪かきで大変そうだったけど。

黒石から弘前まで弘南鉄道で戻り、またアップルパイ食べようかなとか、そんな思いもありましたが、この日はそばとアップルパイしか食べてないので、アップルパイ以外の何か別の名物食べたいなーなどと思いながら駅周辺を散策。
散策するまでもなく駅のすぐ近くに定食屋さんがあり、そこに入店。
地元の豚肉を使ったメニューに魅かれて生姜焼きをいただきました。

生姜焼き好きなのよねぇ。味濃いめでお米もモリモリで美味しかったです。

そんな食事をしているとメイコさんから連絡があり、食後にメイコさんのスタッフの五十嵐さんも含めてお話もできて、ちょっと無理してでも来てよかったなーと思いつつ、気が付けばバスの時間が近づいていたので慌ててバス乗り場へ。
ちょうど乗車の手続きをしているタイミングだったのせセーフ!
帰りは4列シートで弘前で乗車した時は隣には誰も乗っていませんでしたが、途中の盛岡でお隣さんも乗車。
こむら返りが気になっていたので貼るカイロを貼って寒さ対策も万全。
4列シートではありましたが、乗車時からフルリクライニングされていて、割と快適に東京まで過ごすことができました。
(隣のお兄さんも休憩所ごとに降りてくれてたので私も気兼ねなくトイレにいけて。それも良かったな。隣のお兄さんありがとう。)

弘前を21:40に出発して翌朝8:00頃に東京に到着。
思ったより疲れず、身体の痛みもなく、こむら返りもなく。
東京から浜松もバスにすれば浜松~東京~弘前、全行程バスになるはずでしたが、東京から浜松のバスの乗り場が渋谷だったので、めんどくささが勝って、東京からは新幹線でバビューンと約90分で浜松へ。
10:30頃には窓枠に帰ってくることができました。
弘前からだと合計13時間かな。いやー良い旅だった。

KENTA'S MUSIC BASEからのトシノセツーリストの旅。
余分な内容も含めて長文になってしまいましたがここまで読んでいただき、ありがとうございました!

拝郷メイコさんは12月29日に窓枠で開催されるMusic Clipper「トシノオワリ」に来てくれるので、そちらも楽しみ。みんなも年末で忙しいと思うけど、遊びに来てくれたら嬉しい。私も歌うよ。
このイベントはコラボもあるからそれも楽しみだね。今年はどんなコラボが見れるのかな。

Music Clipper 「トシノオワリ」 のチケット購入・予約は TIGET から

こんな長距離旅ができるぐらいには元気。
推し活は最良の薬だと思う。
だから無理してこの工程にして良かった。(いろんな意味あるけど内緒)

またどこか旅をしたら記事にするね。
今年の年末年始はどうしようかな。

ほな!トシノオワリで会いましょう。


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カミジマジュン
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