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#3【柔道】釣り手を制する者は世界を制す②(2020年5月作成、再投稿)

釣り手を制する者は②


相四つでお互いに組み合ってる状態。
ここから解説。


自分が技をかけるための障害となるのは、相手の腕(掴んでいる手)。相手が自分の胴着を掴んでいるだけで、技は格段にかけづらくなる。


特に、相手の左手。
相手の右手ももちろんだが、相手の右手は自分の左手で掴んでいる状態であるため、若干コントロールが効く。
相手の左手からは一方的に握られている状態であり、またこの相手の組手を切るには、一度自分が握った手を離してから切るのが多い。

ルール変更や指導の厳罰化に伴い、自分の組手を離さず切る技術が今後は必要になる。


① 自身の釣り手側の肘を、大きく外側に開く。(ひらく動作)

② 開いた肘を戻す際に、肘をずらし相手の拳を巻き込むようにして肘を初期の位置より深く戻す。

③ 相手の拳が肘の真下、内側付近にする。
→素早く肘をより内側に動かし、①のひらく動作を素早く行うことで、相手の組手を切ることができる。

イヤイヤ…そんなん出来ませんよ!
と思う方もいると思いますが、うまいことやれば組手を切ることができます。
(※相手の引き手の場所によっては、難しい場合もある。相手が自身の肘付近をもってるとうまくいきやすい)

この技術が使えるようになると…
技を返されるリスクが少なくなり、技がかけやすくなります。
機会があれば是非。

※画像は僕が指導させていただいた海外の道場です。

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