1. 1994年 嫁さんとの出会い
1994年 2月
不登校のため1年留年したのち
4年間通った高校を卒業し
3月、地元の兵庫県を離れ
なんとなくノリで美容師を目指し
大阪へ向かいます。
そこで、出会ったのが現在の嫁さんです。
当時はかっちゃんと呼んでました。(かずみという名前だから)
僕は19歳、嫁さんは18歳。
自分たちのなかでは、大人だと思ってたけど
周りから見たら子供だったでしょう。
かっちゃんは島根県から、出てきてて
はじめて出会ったのは、美容師として仕事に付く前に、
一週間の"社員研修という名"の
地獄の山奥での鬼合宿ででした。
第一印象はポーッとしてて、(どこか抜けてる)
バリバリの島根弁で超スローな話口調に加えて、
たまにボケて(天然だったり、狙ってたり)
その、独特のキャラクターが
「へんな子やなぁ」と僕の脳裏に焼き付きました。
僕は関西圏の、瀬戸内海沿い出身だから
基本、みんな早口でまくしたてる喋り口調なので
島根の人のスローでやんわりした話し方に、まずやられました。
引き込まれたんですね。ええ。
この時はまだ、"好き"という感情はなく
恋に発展するなんて思ってもなかったんです。
時々、仕事外で偶然会うたびに
話していくなか、どんどんと彼女に"惹き"込まれていく自分がいました。
当時はかっちゃんは、僕を気に入ってたようで(周囲の同僚の女子たちから聞いた)
でも、実際には僕にはそんな素振りも見せず
友達感覚で会ってました。
その頃の僕らは、それぞれに彼氏と彼女がいたんですが
幾度か会うたびに、気持ちがかっちゃんの方へ向いていってて
これは、どこかでケリをつけなきゃいけないとも考えてました。
1994年 5月
僕らは、初めてのデートをしました。
デートといっても
まだ正式なお付き合いはしてなくて、僕がデートに誘ったんです。
この時の一日は、それはそれは本当に
お互いにずっと笑い転げて、どこ行ったかさえ霞むぐらいの記憶で
腹抱えて笑い合った印象しかないですけど
とにかく、こんなに一緒にいてリラックスできて
気負わないで、しかも箸が転がるだけで笑い合うほどの
意気投合は19年間の人生の中で、
いくつかの彼女とのデートにはなかったものです。
"恋"というものは怖いもので、好きな女の子を10倍〜100倍可愛く見せるフィルターがかかります(笑)
いつしか、フィルターがかかったまま抜け出せません。。。
とにかく、かっちゃんしか視野に入らないんです。
そしてまばゆいぐらいに輝いてみえる。
見る度に「めちゃくちゃ可愛い...どうしよう...」
と頭を抱える始末です。
デートは朝から始まりましたが、
昼前には恋に落ちてました。
僕の目は常にハートだったように思います。
デートの日の夜に、僕は告白しました。
僕「付き合ってくれるんか?」
かっちゃん「まぁ、付き合ってあげるわ」
ここから、僕は恋という病に夢中になります。
お互いにまだ付き合ってる彼女・彼氏がいたというのにです(笑)
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