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ウソの予約

アタシはネコ(♀)。だけど喋ります。 でもちょっと辛口。毒も多めに入ることもしばしば。 アタシの飼い主であるご主人の仕事(美容師)のお客さんへの「それってどうよ?」的なマナーに関する話とか、お悩み相談とか、はたまた人生相談とか ざっくばらんにお話します。時にネコ目線もあるわよ。

美容室またたびへようこそ。

今の世の中、なんでも予約、なんでもアポじゃない。

昔の美容室って、先着順だったのよ。

だから、混んでる時はひたすら自分の番が来るまで

女性週刊誌見て待ったものよ。

アタシはネコだから、ヘアはいつもセルフ。

My舌があれば十分。

グルーミングオンリーだもの。

人間ってほんといろいろ大変よね。


あ、あたしの店?


あたしの店は今どきの予約制よ。

ところが、これがなかなかにやっかいなヤツがちょこちょこいるのよ。

当然、そいつらは出禁よ。

今回は実際にあったいくつかのウソ予約を書くわ。


1.「はじめてなんです〜」と電話でのウソ予約


あたしの店って一人営業だから、一人の予約にその時間の枠を埋めるの。

だからマンツーマンなのね。

で、こういうウソつきの奴って決まって単価の高いメニューを予約してくるの。


とある日。1件の"非通知"電話。(ウソ予約なんで抜かりない)

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