除夜の鐘の本義。

全部で108あるという煩悩と訣別するため、合計108回撞くが、旧年中に107回、新年に最後の1回を撞くのが除夜の鐘の本義。それを知らないと「鐘撞いて 今年へ降りる 男かな」という川柳の句意を解せない。なお、このこととの関係性は不明だが、妙心寺(京都市右京区)(臨済宗、本尊は釈迦如来、1342年創建)では、塔頭の住職たちが12月31日の午後11時から90回、1月1日の午前5時から残りの18回、合計108回の除夜の鐘を撞く。参拝者は見学のみで撞くことは出来ない。妙心寺は、製作年代が判明している中では最古の梵鐘(698年鋳造・国宝)を蔵しているが、鐘楼の鐘はそのレプリカである。
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