蛭と天気予報の関係。

1806年、某科学雑誌にヒル(環形動物門ヒル綱)を使った天気予報法が掲載された。ヒルをガラスビンに入れ、外から布で覆っておく。晴天なら、ヒルはビンの底でじっとしている。ところが雨が近付くと、ビンの口付近まで上がってくる。風が吹きそうになると、ヒルはビンの中で跳ねるように激しく動き、風が止まるまでは静まらない。雷が鳴る時も活発に動き回る。つまり、ヒルは悪天候の到来を事前に察知し、実際に雨や風が強まると極めて活動的になるのだ。この性質を利用したのが、1851年のロンドン万国博覧会に出陳された「暴風雨予測器」。12個のガラスビンへヒルを入れたシンプルなもの。ヒルが這い上がってくるとベルが鳴る仕組みだった。#蛭 #ロンドン万国博覧会

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