仲源寺(京都市東山区)は平安時代中期の創建か。浄土宗。本尊は延命大地蔵菩薩。祇園社や知恩院へ赴く人が雨に降られると、この堂の軒下で雨宿りして雨が止むのを待ったので、俗に「雨止(あめやみ)地蔵」と呼ばれていた。1228年、防鴨河使(ぼうがし)・中原為兼がこの地蔵に祈願したところ、鴨川治水の難工事がうまく運んだという。また、目を病んだ信者が熱心に祈請してたちまち平癒したが、代わりに地蔵の右目が赤くなったので「目疾(めやみ)地蔵」とも呼ばれる。以来、眼病平癒を願う参詣者が絶えない。「雨奇晴好」の扁額も有名。#仲源寺 #中原為兼 #目疾地蔵 #雨奇晴好