雷様が泣く泣く誓わされたこと。

西福寺(さいふくじ)(大阪府和泉市桑原町(くわばらちょう))は、真言宗寺院。本尊は十一面観世音菩薩である。今から1,360年以上前にこの地にあった仏性寺が前身か。東大寺再興の立役者・重源(ちょうげん)(1121年-1206年)はこの地で生まれたとの伝承があり、同寺の境内には重源の墓石がある。重源が雨乞いの祈祷をしたところ、雷神が天からこの寺の井戸へ落ち込んだ。井戸の傍で洗濯していた老女は慌てず騒がず、井戸に素早く蓋をしたばかりか、中の雷神に「今後この地には二度雷を落としません」と誓約させてから天へ帰らせた。この井戸は俗に「雷井戸」と呼ばれ、最近では「落ちない」井戸として受験生の合格祈願の隠れた名所となっている。なお、今でも雷除けの呪言として「くわばら、くわばら」と唱えるのは、「桑原での約束を思い出せ」という意味合いがあるからだという。#西福寺 #雷井戸 #桑原 #雷神 #重源

いいなと思ったら応援しよう!