グロスシールカラー(ブリーチに頼らない白髪染め)
大阪北浜でkamie(カミエ)という小さな美容院をしていて、グロスシールカラーの考案者の松木です。
はじめにグロスシールカラーとは?から説明します。
グロスシールカラーとはブリーチ施術に頼らない明るい白髪染めです。
明るい白髪染めと聞くと
このようなブリーチを使ったハイライトや全体をブリーチして明るさを表現しながら、新しく伸びてきた白髪をぼかすカラーを想像しませんか?
白髪染めをするからにはどうしても白髪はちゃんと染めなくてはいけない。
白と黒を同時に染めるとなると白を暗くすることを優先するから必ず暗くするなるんです。
だからブリーチを使って全体を明るくして新しく伸びてきた白髪を目立たなくする。
明るい部分の中に白髪を隠してしまおう!
この染め方は非常に有効で素晴らしいものだと思います。
ただ、グロスシールカラーの考え方は違います。
「白髪はちゃんと染めたい!」
というお声が非常に多い。
そうなんです。毎朝鏡の前でセットして、まずあなたが見るものはなんですか?
白髪の確認しませんか?
気になる白髪だから抜いたり、ワックスで無理矢理隠したり。
全体が明るくてもやっぱり気になるもんは気になりますよね。
グロスシールカラーはそれをしっかり染めます。
しかも明るく。新しく伸びてきた白髪を。ブリーチを使わず。
※ブリーチを使わないので、明るさはブリーチ施術よりも表現できません。
だけど、前述の通り白と黒を同時に染めるから白を染めるのを優先して暗くなってしまう。
ということをできるだけ早く解決するためにグロスシールカラーは誕生しました。
これがグロスシールカラーの最中。
髪の毛に貼り付けている物がグロスシール。
何のために?
均一な保温状態を保つためです。
本来、カラー剤にはコンディショナー成分が含まれています。
ただ単にカラー剤を塗布した後にそのまま放置しておくとせっかくのコンディショナー成分を発揮しないままになります。
髪の毛を全体均一に保温する為にグロスシールを用いるのです。
じゃあ温める機械を使えばいいじゃない?
ここもポイントなのですが、温める機械。
頭のてっぺんから襟足付近まで、頭の全体を均一に温める事はできません。
どうしてもムラになる。
そこをグロスシールでカバーするんです。
さてこちらは仕上がりの写真です。
いかがでしょうか?
新しく伸びてきた白髪の部分のカラー剤の調合にも秘密があるのですが、毛先まで白髪を染めてるとはなかなか思えないのではないでしょうか。
新しく伸びてきた白髪の部分には白髪染めを使いません。
それなのに白髪は確実に染めます。
しかも明るく。
今、暗く染まってしまっている方でも回数を重ねていただくことでブリーチを使わずに明るくなります。
明るくなったら後は色味を濃くしたりもっと明るくしたり。おしゃれ染めのような感覚で白髪染めができます。
毎回ブリーチ施術をすることに不安を感じる方、ブリーチ施術を辞めたい方。色々な思いでこのグロスシールカラーが選ばれています。
今のところkamieにしかこの技術はありませんが試してもらえば確実に髪の負担も減り、その日のカラーは一回で済みます。
今回は以上です。白髪染めの新技術の紹介でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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