展覧会「谷文晁の末裔 -二世文一と谷派の絵師たち-」
この度、10月1日から開催されております足立区立郷土博物館の特別展
「谷文晁の末裔 -二世文一と谷派の絵師たち-」の図録もろもろに関わらせていただきました。
江戸時代後期、関東をはじめ全国各地に門人をかかえた絵師、谷文晁(たに-ぶんちょう)
江戸時代当時においても全国的な人気を博した、いわゆる「バズりの絵師」(こう言っているのは私だけですが)であった文晁の絵は、今も各地の美術館・博物館で観ることができます。
美術館・博物館によく行く人は、「文晁の作品を観に行くぞ」と思わなくても、毎展覧会シーズンごとに、文晁の絵はどこかの展示室で必ず目にするのではないでしょうか。
今回は、そんな文晁の「その後」
つまり、文晁の子孫たちや文晁の弟子たちを中心に、その作品や活動を追っていこうという展覧会です。
文晁には、後継者として期待されながら、若くして亡くなってしまった谷文一という婿養子がいたのですが、その文一の息子も、父と同じ「文一」を名乗って二世文一として、絵画活動を続けました。
そして、二世文一が活動した江戸時代後期から幕末を経て明治時代に至るまで、文晁や文晁の一族の元で絵を学んだ弟子たち、すなわち「谷派(たには)」の絵師たちもまた、各地で様々な活動を展開させていくのです。
多分おそらく、もしかして、なかなか珍しい展覧会になっていると思います。
ほぼ100パーセントが「誰だ?」となる人たちの作品が並んでいますが
新たな絵師に出会い、その在り方を知る場所として、楽しんでいただけましたら幸いです。
出展作品一覧など、詳しくはコチラ↓
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