"できる"の過程
なにかにチャレンジした時に、結果として成功か失敗かが出てくる。
成功したパターンは今回は触れず、失敗したパターンについて今日は書いていく。
これは何においてもそうだと思っているが、何かができない時は基本的にそれまでの過程というか、背景に何かしらの問題がある。
そしてそれをシーンで分けると
知らない
↓
知っている
↓
わかる
↓
やる
↓
できる
この順番になる。
・知らないからできない
・知っていてもできない
・わからなからできない
・やってみてもできない
・やっとできる
こんな感じの分け方だ。
じゃあ何かにトライした時にできなかったとしよう。その時どこに問題があるのかを考えてみるといい。
そしてポイントになるのは「やる」から先の部分。
例えば相手のいるスポーツにおいては知ることも理解することも、自分自身の中で完結するので特に問題はない。
ただやろうとすると相手がいて、一気に不確定要素が増える。
だからどの段階に問題があるのか?を考えてみることが大切になるわけだ。
もし、わかる以前に問題があるのなら、それは事前に叩き込んでしまえばいいだけの話になる。それに対して、やるという部分で問題があるのなら、それはもう実戦形式でしか改善することが難しくなる。
少し話はそれるが、成功した時にも振り返りは大事になる、ということも書いておく。
これはよく言われるが、成功した時こそ「なぜ上手くいったのか」を考える。
例えそこから出てきた答えが間違っていたとしても、そこを考えることで、成功に対する肌感というものは上がっていくと思う。
そしてそれが後々の勝ちパターンになると思う。
何となくやって勝つのもありっちゃありかもしれないけれど、やはり振り返りは大事になってくる。
こういったことを考えながら、人に何かを伝えていると、相手がそれなりに変わっていくことが見えてきて面白い。また、そもそもこういった考え方がない人であれば、新たな発見をしてくれたような表情のことが多く、伝えてよかったと思うことも多い。
特にこれは技術というよりも考え方の部分で、習ったらそれなりにすぐにできることになるので、喜ばれることが多い。
そして最後に、この「できる」の上位が「教えられる」だ。
と習った。その当時はそれなりに納得していた。
ただ、できる人が教えられる人とは限らないといろいろな場面や状況を見て感じているので、ここには記していないし、今後も記すつもりはない。
名選手名将にあらず、的なやつだ。
とりあえず、できる過程はこんな感じ。