理解度ありき
仕事でもスポーツでも、組織で何かをするとなった時には、各々の理解度の質はめちゃめちゃ大切になる。
例えば、上司の言っている意味がわからない、となるとそこで仕事は停滞するし、それがチーム全体としてのパフォーマンスの低下になる。
こんなのは言われなくても当たり前。
でも、じゃあなんでわからないの?ということが問題になってきて、伝える側の質が悪いのか、受け取る側の感度が低いのか、どちらもダメなのか、いろいろなパターンが想像できる。
もちろんどちらかだけ、ということはなかなか言えないけれど、基本的には受け取る側の感度の問題が多いと思っている。
よく例に出す話として
賢い人がバカに伝えても、残念ながらなかなか伝わらない
バカが賢い人に伝えたら、言いたいことを想像して理解してくれる
ということがある。
まさにこれだろう。
結局、賢いからよくわからない情報が入ってきても、端々から言いたいことを考え出してくれる。口下手な人に対して「それってこういうこと?」と聞いて「そうそう!それが言いたかったの!」となるやつがわかりやすいだろう。
話を戻して、だから結局は受け取る側の感度の低さが問題になってくる。
僕もこうやって仕事をしていると、伝える側になることが多い。そしてチームや組織に入ったタイミングでは大人数に対して、同じ言葉で伝える。そうすると、すぐに理解できる人間もいれば、なかなか理解できない人間も入る。そして面白いパターンが全く違った捉え方をする人間だ。
もう、そのパターンを書き出すといろいろと長くなるから少しだけにするけど、どこをどう切り取ったらその受け取り方になるの?となる。
ただ、そういった人間を見ていると、自分のことに対しての感度がめちゃめちゃ低い。(もちろん自分のことなので見えてない人が多いけれど特に、、)
とはいっても、受け取る側の感度は受け手でしか高めることができない部分がほとんどなので、伝える側はあの手この手で伝えていかないといけない。しかもそれが組織にという集合体に対して伝えるとなると、やっぱり難しい。
これがセミナーといったお客さん相手なら、伝える側も仕事としてちゃんと伝えたらそれである程度は終わりになるが、同じ会社、同じチームとなると相手が理解できていないという事実が、結局伝える側の痛手になる。
だから受け手の感度の問題がほとんどだけど、そんなことを言っていても仕方がないから、伝える側がそこに気づいて伝え方を変えていかないといけないから頑張ろぜ。というハナシだ。
簡単じゃない。