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fairview_square
物凄い躍動感のある一時停止漫画ーエレキングー
毎度毎度、個人の感想で恐縮です。
今回もなんのこっちゃタイトルですが、大橋ツヨシ先生の作品にはそんな印象を持っています。
特においさんと学生が大好きなので代表してエレキングをおすすめ。
エレキングは4コマで、オチやギャグコマが「セリフなしの一時停止」な表現があるんですね。
そもそも漫画って絵だから動かない。そこをどうやって動いているように見せるか、って漫画家さんも苦労して描いていると想像していますが、この漫画は面白いピークの瞬間をピタっと停めてるんですよね。でも停まってるのに躍動感もあるコマもあったりする。それがすごく面白い。
でも漫画ってアニメじゃないからどの漫画も停まっているのにね。停まっているものを改めてまた停めているんです。
どのような経緯があってこの表現にたどりついたのか?
描き文字も凄く面白いですが、私はこの一時停止表現がとっても好きです。
その面白さを敢えて日常生活に例えると「今日会社ですっごい面白い出来事があったけど帰宅して家族に説明しても全く面白さが伝わらなかった」ことってありませんか?それで「いやその場にいたみんな笑ったんだよ!その場の空気かな!?」とか言ったことありませんか?
最初例えるなら「変顔」が近いのかな?と思ったんですけど、そういうコマもあるけど直接笑いのツボを強打してくる感じのオチじゃないことの方が多いから上記の例えになりました。
その「現場にいたらすっごい面白い話」が漫画で表現されているのを体験したい方。読んでください。面白いから。
そして日常生活でシュールな場面に遭遇すると、ふっ…とエレキングの内容を思い出して、躍動感ある一時停止コマが見たくてページをめくる中毒性がありますから。