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理解できない性質を持つ人が知り合いがいて困ったら「ボンボン坂高校演劇部」

ボンボン坂高校演劇部。美しい絵のギャグ漫画です。高橋ゆたか先生作品。
かつて週刊少年ジャンプで連載していた漫画ですね。1995年に連載が終了しているから、かれこれ30年以上の漫画か……。いやー今読んでも古いとかまったく思わないなー。若い子が読んだら古いって思うのかなぁ???

ギャグ漫画って、絵の時点ですでに面白いパターンと、絵が美しくてギャップも相まって面白い漫画があると思うのですが完全に後者です。
連載終了時の絵柄は今読んでも時代を感じさせない綺麗で可愛い絵柄ですね。女の子なんかほんと体形と姿勢と服装ぜんぶ可愛いです。

内容のギャグなんですけど。
今読むとすごいなーって思うのがメインキャラの中に男性同性愛者、度が過ぎるナルシスト、度が過ぎる潔癖症、男嫌いな美少女などなどが出てくるんですよね。

子どものときに読んで「あー世の中にはいろいろな人がいるんだなぁ」と学んだものです。子どものときに読んでるから「へんなのー」とかも思わない。「いろんな人がいて面白いな」くらいにしか思わなかったんです。
令和っぽく言うと多様性のあるキャラってことになりますね。
絵もキャラデザもきれいだから(部長さん以外)、その様々な性質とか性格とかが「キモチワルイ」みたいな誤解を生むような流れにならないんですよね。
部員のみんなもそんなメンバーを受け入れてるというか、「あの人はああだから」みたいな感じで対応したり対処してる。

ボンボン坂高校演劇部ってメンバーの性質以外って本当にふつうの高校生活で、絵で笑いを取ってこないふつうの絵柄だから(部長さんを除く)、少し変わった人が自分の人生に違和感なく溶け込んでくるんですよ。

高校生になれば、こんな面白い体質・性質の人と出会えるんだろうな!演劇部に入ろう!と思っていました。
現実はそうはいきませんでしたが。

知り合いに「へんなやつがいて面倒だな…」と少しネガティブに思っている人、読んでね!へんな人はへんだと思わなければへんじゃないよ!「そういう人もいるんだなぁ」って感じですよ。ボンボン坂高校演劇部のメンバーを見て慣れてみよう!


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