たった一度の冒険が、あなたの脳をハックする
「旅のススメ」というテーマで提出した記事です。
添削前のありのままを載せます。
お時間があれば、お付き合いいただけたら嬉しいです。
旅をしてみたい、でも 一歩が踏み出せないあなたへ。
こんにちは!トラベルライターのめぐみです。
この記事を読んでくださっているということは、あなたは少し 臆病で心配性、つい考えすぎて動けなくなってしまう、そんなタイプではないでしょうか。もしそうだとしても、大丈夫。私も20代の頃は今よりとっても臆病でした。
正直、今でも心配性なところはある私ですが、それでもやっぱり 旅に出てみて良かったと心の底から感じています。そして今では、私の脳みそはすっかり旅のトリコです。
不安はどこからやってくる?
海外ひとり旅をしてみたい、と思っていた20代。
でも、めちゃくちゃ不安でなかなか踏み出せませんでした。
飛行機にきちんと乗れるか不安…
方向音痴で地図も苦手。道に迷ったらどうしよう…
言葉が通じなかったらどうしよう…
海外で病気になったらどうしよう…
もう不安のオンパレード。
要は、そんなあらゆる未来の不安に対応できる自信が無かったんです。
人は行動すると前向きになる
でも、やっぱりどうしても行ってみたい。
好奇心と、行動できない自分を変えたい という思いが私の原動力となりました。
そこで、私がとった強行手段は一つ。
とりあえず、タイ行きの航空券とホテルを予約してしまいました。
こうなったらもう、ひたすら不安を打ち消すための準備をするしかありません。
頼れるのは自分だけ。自分でなんとかしよう、という気持ちが自然と芽生えました。
今よりもネットを使いこなしていない時代。
ガイドブックを何度も熟読し、地図を頭に叩き込み、タイ語を最低限覚え、パスポートやトラブル時の緊急連絡先を書いた紙を何枚もコピーしてあらゆる荷物にはさみ込み、、、
いざ出発の日。
不安はゼロではないけれど、やれるだけのことはやった という自信と、これから未知の世界へ旅立つ高揚感の方が勝っていました。
旅して気づく自分の変化
私が初めて選んだ国は、直行便で行けて旅人にも優しいタイ。それもほんの6日間のこと。
今考えると、そんなに大したことではないのですが、当時の私にとっては大冒険。
一歩踏み出してみて、海外の楽しさ、初めて食べるタイ料理の美味しさ、不安だったことをひとつずつクリアしていけたときの嬉しさを実感。
帰る頃には少しだけ自分に自信もつき、また行きたい!とさえ思うようになっていました。
そして、旅から帰って時間が経ってみて、自分の意外な一面にも気づきました。
人見知りで、人付き合いがそれほど得意ではなかった当時。
でも、せっかく覚えたタイ語を使ってみたい。そんな好奇心で、屋台のおばちゃんに「美味しかったよ、ありがとう」と勇気を出して話しかけてみたんです。
すると、それまで無表情だったおばちゃんから、予想もしていなかったとびきりの笑顔が返ってきたではありませんか。なんだかこっちまで嬉しくなり、あの時の笑顔が10年以上経った今も忘れられません。
当時を思い出すと、観光地を訪れた記憶よりも、そんな日常のささいなやり取りの方がはっきりと覚えている自分に気づきます。
何に心が動くのか、それは行ってみなければ分かりません。
私はタイの旅以降、ただの観光ではなく、人と関われる旅のスタイルを選ぶようになりました。ボランティアに参加する、ホテルではなくゲストハウスに泊まってみる、お店の人に積極的に話しかけてみる。
気づけば、人が苦手だった自分が、人のことが好きで、将来ゲストハウスをやってみたい と考えるまでになっていました。信じられませんよね。
あなたの脳をハックせよ
人が変化するとき、不安に感じるのは当たり前。
それでもあえて、あなたが旅をしたいと思うのはなぜですか?
その先に、まだ自分の知らない何かが待っている、と期待するからではないでしょうか。
好奇心を満たしたい
成長したい
人ともっとつながりたい
これらのことが幸福なことだ、と脳に一度インプットされてしまえばこっちのもの。
脳は自ら進んで、その幸福を求めに行くようになります。
人間とはかくもゲンキンな生き物なのです。
あなたも、脳のスイッチを切り替える一歩を、いま 踏み出してみませんか?