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【有馬記念🎯】WEBマーケターが本気で分析した厳選競馬予想#20 @無料記事

先週の朝日杯FSは、1着◎-2着△-3着△で一応的中。
本命が1着に来たものの人気決着となりあまりおいしくない結果でした。

とはいえ穴を拾いつつ人気が来ても的中できたことは大きいので、的確な軸で予想できたと思っています!!

今回は暮れの大一番有馬記念ですが、一年の集大成として緻密なデータ分析を中心にした予想を組み立てていきます。

データ

コース・馬場

中山競馬場右回りの2500mコースです。本レースの他に行われる重賞は日経賞のみで、上級条件での施行が少なく非常にトリッキーなコースになっています。スタートからすぐにコーナーになるため、枠順の有利不利が大きいうえ先行争いが激しくなる傾向にあります。さらに全体を通して急坂を2度越えるため、かなりパワーや持久力が必要な条件です。

馬場はAコースでまだ内も比較的きれいな状態です。ただ、先週から差し有利の傾向が出始め、内枠有利の傾向が強いターコイズSでも7,8枠が馬券を独占しました。例年差し有利の傾向が強い有馬記念についても、同様の脚質には気をつけるべきでしょう。コース形態上内有利ではありますが、外差しが利く傾向が続いていれば外枠も警戒したいところです。

枠順

枠順はやや内枠有利。言い方を変えれば、8枠が不利です。過去10年で1
〜7枠は勝ち馬が出ていますが、8枠は「0-0-1-19」と壊滅的です。最も好相性なのは3〜5枠で、過去10年でそれぞれ2勝ずつ勝ち馬が出ているとともに複勝率はいずれも20%を越えています。内〜中枠あたりを中心に馬券を組み立てるのが良さそうです。

脚質

好位差しが有利です。逃げて勝ったのはここ10年でキタサンブラックのみ。特に成績が良いのは「7-4-4-39」の4角2〜5番手で、好位から抜け出して早め先頭というのが勝ちパターンです。追い込み馬は後方待機だと厳しく、道中まくりながら直線までに前につけることが必要です。タフなコースであることも考慮すると、持続力の高さや操作性の高さによって直線までに押し上げられるタイプが好走傾向だといえます。

血統

欧州背景が必要です。ハービンジャーやスクリーンヒーローなどの欧州系産駒は舞台適性が高いです。サンデー系の産駒も過去に多く馬券に絡んでいますが、そのほとんどがステイゴールド系やハーツクライ系などのパワー型産駒、あるいはディープ×母父欧州型の配合です。強力な馬力が必要なコースなので、瞬発力が得意なスピード血統よりもタフで脚が上がらないパワー血統が好走傾向にあります

ローテ

秋の主要G1からの参戦が好成績です。過去10年では菊花賞組が3勝、ジャパンカップ・天皇賞秋組がそれぞれ2勝となっておりこれらがメインのローテになっています。前走海外組の勝ち鞍もあり、凱旋門賞組も決して侮れないでしょう。エリザベス女王杯組は過去10年で「0-2-0-18」と成績はふるっていませんが、いずれも穴馬が馬券になっているため人気薄は要警戒のローテです。

馬齢

3〜5歳までが狙い目です。過去10年で6歳以上は「0-0-1-33」とかなり不利な成績で、高齢馬は割引きです。最も成績が良いのは「4-2-2-16」の3歳馬で、勝率・連対率・複勝率いずれもトップです。キャリアが比較的浅い馬の勢いやフレッシュさを重視したいところです。

厳選穴馬評価

予想のポイント

コース適性と馬場がポイントです。非常にトリッキーな舞台であるため、中山での好走経験がある馬はもちろん上位評価できますし、逆に実績が根幹距離や主流コースに集まっている馬は注意です。さらに当日の馬場も要チェックで、前有利か差し有利かによって好走馬が大きく変わる可能性があります。今回は強力な逃げ馬がいてタフな持続力勝負になる可能性が高いことから、展開に恵まれれば一気に好走の気配が上昇します。

予想

◎ジャスティンパレス
○イクイノックス
▲タイトルホルダー
△ジェラルディーナ
△ボルドグフーシュ

各推奨馬について

◎ジャスティンパレス(想定7番人気)

ジャスティンパレス(netkeiba.comより)

コース ◎
枠順  ◎
脚質  ◎
血統  ◎
ローテ ◎
馬齢  ◎

ホープフルS以降のクラシックではふるわなかったものの、秋以降は重賞制覇・菊花賞3着と充実一途を辿っている3歳馬です。中山ではホープフルSで好走実績があるためコース適性は問題なし。今回の5枠は3年連続で馬券に絡んでおり条件としては十分。長く脚を使えるタイプでなおかつ中団より前から競馬できる可能性が高く、4角5番手以内にいる想定もできます。ディープ産駒ではあるものの母父欧州型で粘り強さに長け、非根幹距離の実績がある点も魅力です。前走菊花賞組はここ10年で「3-1-2-7」と絶好調で、今回も勢いはメンバー上位。馬齢も有馬記念には相性抜群の3歳で、好走気配が漂います。今回乗り替わりである点はマイナスですが他に逆らえるデータはほとんどなく、まだ古馬との勢力図が出揃っていない中で人気薄であれば買いたい一頭です

○イクイノックス(想定1番人気)

イクイノックス(netkeiba.comより)

コース ○
枠順  ◎
脚質  ○
血統  ◎
ローテ ◎
馬齢  ◎

現状の3歳世代では実績トップで、前走のパフォーマンスからも期待したい一頭です。中山では1度しか出走機会がなく適性を測りかねるものの、2着に好走しているため苦にしないタイプだと思います。枠は好走傾向の高い5枠で、先行馬が隣にいる並びも良好です。スタートから後手を踏んで位置取りが悪くなると不安で、押し上げながらレースを進められるような脚があるかどうかが注目です。血統的にはパワーとしなやかさを兼ね備えた文句なしの配合でこのレースにも向いています。天皇賞からのローテは昨年のエフフォーリアと同様で、間隔が詰まった臨戦も春に経験していることから不安は少ないと言えます。3歳という馬齢も好走を後押しする要因になるでしょう。実力や勢いは現役トップレベルで、馬群で包まれたり脚を余したりすることがなければ上位に食い込む可能性が高いでしょう

▲タイトルホルダー(想定2番人気)

タイトルホルダー(netkeiba.comより)

コース ◎
枠順  ▲
脚質  △
血統  ◎
ローテ ◎
馬齢  ◎

G1 3勝で現役馬の中では実力もトップクラスであり、状態が良ければ問題なく勝ち負けまで見込める一頭です。中山では7戦して4度馬券内と好相性。7枠と恵まれない外枠に入ったものの大外でないため枠順は許容範囲です。欧州志向の強い血統でタフな流れにも慣れ、非根幹距離の経験も十分です。前走凱旋門賞組では昨年ディープボンドが好走を見せており、状態面は気になるもののローテとして見ると問題はありません。4歳馬は過去にも多く馬券に絡んでおり、成熟した今なら簡単に勝ち切っても不思議ではありません。逃げ馬の実績が少ない有馬記念ではあるものの、現役最強レベルの実力を発揮できれば上位争いは必至でしょう

△ジェラルディーナ(想定3番人気)

ジェラルディーナ(netkeiba.comより)

コース ○
枠順  ◎
脚質  ◎
血統  ◎
ローテ ▲
馬齢  ◎

前走は外差し馬場を見事に差し切ってG1初制覇、今回も立ち回り次第では好走の可能性が高いです。中山では一度しか出走経験がないものの、好位を立ち回って重賞初制覇を決めている相性のいいコースです。3枠は昨年2着のディープボンドや2019年勝ち馬のリスグラシューなど近年でも好走実績のある枠順です。前走は控えて差し切り勝ちを決めましたが、オールカマーのように中団より前で競馬ができれば理想です。父は非根幹距離に強いモーリス、母は有馬記念勝ち馬のジェンティルドンナとこのレースへの相性は抜群です。前走エリザベス女王杯組はここ10年で穴馬2頭のみ絡んでおり、かつ重馬場で好走したダメージがないかが不安点です。馬齢は4歳なので問題はなく、牝馬が絡むケースも多いため条件的には好相性です。舞台適性は非常に高いため、ローテ面でのマイナス材料さえ割り引けば好走してもなんらおかしくない一頭です

△ボルドグフーシュ(想定6番人気)

ボルドグフーシュ(netkeiba.comより)

コース △
枠順  ○
脚質  ○
血統  ◎
ローテ ◎
馬齢  ◎

前走菊花賞は捲ってハナ差の2着と実力を示し、強敵揃うこのメンバーでも楽しみな存在です。中山では出走経験がなく適性は未知数ですが、タフであるのは前走からわかるため苦にしなさそうな印象です。枠順は好走した前走と同じ2枠を引き当て、良い条件で臨めます。ただ、捲る脚質を考えると外よりの枠がベストのような気はするので、後方からどのような競馬をするのかは気になるところです。血統的には非根幹距離に強いスクリーンヒーロー産駒で、米国・サンデー系の志向が強いものの前走からパワーや持久力があることは間違いないです。馬齢は好走実績の多い3歳で期待がかかるところです。乗り替わりで手が合うのかという部分はありますが、実力は確かで前走のような競馬ができれば上位にきてもおかしくない一頭です

人気馬について

ヴェラアズール

ジャパンカップ勝ち馬で、今年の芝ではまったく底を見せていないため怖い存在です。ただ、連勝している過去3戦がいずれもスローペースの瞬発力勝負であった点や、非常にうまく乗った前走からの乗り替わりである点などから今回の条件はマイナスだと見ます。

エフフォーリア

昨年の本レース勝ち馬ですが、やはり今年の成績を見ると買い材料がありません。コンディションも前走と比べてあまり変わりがないようですし、好枠で良い位置から競馬ができるとしても直線で弾けるイメージがつきません。


なお本予想は前日段階でのものであるため、当日の気配や馬場によって変更する場合があります。ただ、能力やデータ面は今回説明した通りなので、当日の予想の参考にしていただければと思います。


さいごに

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※12/24時点での予想です。
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