実録・鉄道トラブル(その3)車両故障オンパレード(2007年8月1日の日記)
7/31 4010Mが頻繁にNo.1ユニットの力行が切れると連絡してきた。
4019Mで分割して6両になるとちょっと心配だったので、4019M金沢場面で車両交換を行った。その後361Mの2号車の冷房が効かないという連絡。
これも取り込み特発。
夜になって氷見線で前灯が両方とも消えたと連絡が入る。
NFBがブラブラになっていると言うが、それが入れポンなのか?そもそも「入」で固定できないのかわからずとりあえず検査に自動車で向かってもらった。
検査が到着してすぐに治ったと連絡が入った。
なんとNFB内部のバネが折れていたそうだ。
NFBは昭和56年製造だった。
早寝だったので21時過ぎに寝て1時半過ぎに起きて来たら、相棒が15Mの冷房が故障して富山貨物まで臨回出して、15Mを臨回で車両所に持ってきたという。
車両故障の多い日だなぁ。とお互い顔を見合わせてしまった。
相棒が寝た後の真夜中は、地震の影響でなーんにも走っていないので静かなもの。
自分の仕事をせっせと片付けていたら、
8/1 5:30過ぎ。
無線機から「ATSの表示灯が・・・。」という声。
出てみると、「ATSを投入したときに赤色灯が点灯しない。」との事。
赤色等の不点灯は故障にならなかったんじゃなかったかな?と思い動作を手にこのまま走れと無線で指示しながら、当該箇所を開くと赤色灯不点も故障と書いてある。
あわてて「運転できないのでしばらく待て」と指示して検査手配。
早朝富山駅には検査がいないので富山貨物から向かってもらう。
寝ている相棒を「ATSが壊れた」と起こす。
二人で運用変更の段取りをしながら、故障箇所の特定のため資料を開く。
運転士に対して電球の交換を指示したが、交換してもだめと連絡。
しかし、ATSの表示灯が球切れ以外で点かないなんて、どこを調べりゃ良いんだ?
違った電球を使ってもう一度交換するように指示したが同じ結果。
検査が到着して確認すると、24Vのソケットに100V用の電球が入っていたことがわかった。
すぐに交換して出区させ、それまでに動けないことを前提に行っていた運用変更を全部撤回した。
さらに、回21Mがミフで出区中、力行が効かなくなり動けないと無線連絡が入る。
すぐに検査に現場に行くように指示。
その間に何とか動いて着発1番にはたどり着いた。
しかし、いつ何時動かなくなるかわからない1ユニット編成をそのまま運転させる冒険はできない。
代替車両もいないのであえなく運休となった。
一度の泊でこんなに車両故障が発生するなんてそうあることではない。
よほど日ごろの行いが悪いやつがいると見える。
次の泊は8/4。
台風が一番接近すると予想されている日だ。
来るなら来いと言う気持ちで迎えたい。
入れポン:
NFBがしゃ断した状態で再投入しても瞬間的に再しゃ断となる状況
*動作(どうさくと読む):
動力車乗務員作業標準の略称
長すぎるので解説は次の日記で