実録・鉄道トラブル(その10)ドアが勝手に閉まるのか?(2007年9月17日の日記)
取り扱いミスの責任を問わないことと、発生した事象を正確に把握する事は別の問題です。
正確に把握するために責任を問わないのに、それができないのならただの無法地帯になるだけです。
勘違いしているヤツが多すぎる。
そう言うヤツに限って、結局責任をだれかに押し付けて終わりにしようとする傾向があるのです。
ちゃんと理性的に判断しなければならんのだがねぇ。
まだまだ、その辺は無理なようです。
*546M富山折り返し回1547Mの場面でドアが勝手に閉まったという報告がありました。
*解説
546M(たぶん419系)が富山駅で折返し回1547Mになる間に、車掌も運転士もドアを閉めていないにもかかわらずドアが閉まったと言う事象です。
たとえ、誰かのミスであったにしてもその責任は問いませんが、どうしてそういう事が起きたのか?はちゃんと把握して以後の対策を講じなければならないのですが、当該列車の関係乗務員区が状況の把握のための聞き取りに応じないと言ってきました。
責任を追及するためでは無く、発生事象を正確に把握するためなので協力を依頼したが取りつく島もありませんでした。
大体こういう時は偉い人から言ってもらうとコロッと態度を変えることが多く、今回も最終的にそうせざるを得ないかなぁ?と思っていました。
ところがこの日記を書いた翌日急転直下、原因が分かりました。
富山駅の係長が気を利かせたつもりで勝手にドアを閉めた事が分かったのです。
その後、車掌にそのことを告げずに駅事務室に戻ってしまったと言う事です。
そりゃ車掌はビックリしますよ。
富山駅の係長には、気を利かすのは良いがルール(ドアを扱う担当は作業ごとにしっかり決まっている)を破るのは良くないので、以後この様な事の無いように注意しました。
原因が分かったので聴き取りは行いませんでしたが、当該乗務員区の助役の意識は残念でした。