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起業3年目の壁 8割が直面する課題とその突破法

起業して3年以内に8割が撤退するというデータをご存知でしょうか。この数字は、決して他人事ではありません。わたしは起業支援の現場で、多くの方々の挑戦と苦悩を見てきました。その経験から言えることは、成功と失敗を分けるのは、意外にも脳内物質の「ドーパミン」との付き合い方にあるということです。今回は、3年目の壁を乗り越えるための具体的な方法と、自分だけの強みを活かしたビジネスの築き方についてお伝えしていきます。

起業初期に陥りやすい「クイックドーパミン」の罠

起業初期は、すぐに結果が欲しくなるものです。SNSでの「いいね」や、商品購入のボタンをクリックする時のような即座の満足感。これが「クイックドーパミン」です。

この短期的な快感を追い求めすぎると、ビジネスは不安定になりがちです。

起業初期は、このクイックドーパミンに振り回されやすいのです。目先の売上や反応を追いかけすぎて、長期的な事業の基盤づくりがおろそかになってしまうことが少なくありません。

このクイックドーパミンの追求を続けていると、虚無感や気分の落ち込み、さらには深刻なメンタルヘルスの問題につながる可能性もあります。

3年目の壁に直面した事例から

ある時、わたしが支援したプログラマーのCさんの例をお話ししましょう。

Cさんは当初、クラウドソーシングで仕事を受注し、月収50万円を達成していました。しかし、翌月には10万円に激減。その次の月は80万円と、収入が大きく変動する日々が続きました。

家族を持つCさんにとって、この不安定な状況は大きなストレスとなっていました。

長期的な価値を生み出す「スロードーパミン」戦略

そこでCさんは、戦略を大きく転換しました。顧客との信頼関係構築に時間をかけ、継続的な保守契約や技術顧問としての月額契約を提案していったのです。

これは「スロードーパミン」型の戦略です。資格試験の合格や、長年の努力が実を結ぶときのような、じっくりと時間をかけて得られる達成感を重視する方法です。

成功への転換点

この戦略転換により、1年後にはCさんは安定した月収100万円を達成。さらに重要なことは、顧客の90%以上がリピーターになったことです。
短期的な成果に一喜一憂せず、着実に価値を積み上げていく。これが、ビジネス成功の本質です。

持続可能なビジネスを築くための3つのポイント

1. 顧客との長期的な関係性構築を優先する

単発の取引で終わらせない工夫が大切です。たとえば、仕事の納品後に「1ヶ月後にメンテナンスの確認をさせていただけませんか?」と提案してみましょう。

このような小さなフォローから始めて、徐々に関係性を深めていくのです。すぐに成果は見えなくても、このような地道な取り組みが、後々の安定した信頼関係につながっていきます。

2. 安定的な収益モデルを設計する

最初から完璧な収益モデルを作る必要はありません。まずは、全体の20%でもいいので、定期的な収入源を確保することを目指しましょう。

月額メンテナンス契約やサポート契約など、継続的な取引を少しずつ増やしていくのです。これにより、収入の変動を徐々に抑えていくことができます。

3. 自分だけの強みを活かしたサービスを提供する

「何が自分の強みなのか」と悩む必要はありません。今の仕事の中で、お客様から特に喜ばれることや、自分が無理なく提供できることから始めましょう。

それを少しずつ磨き、改良を重ねていくことで、自然とあなたらしいサービスが形作られていくはずです。

まとめ 持続的な成長への道筋

短期的な成果に振り回されず、長期的な価値創造を目指す。これが、起業3年目の壁を超えるカギとなります。
しかし「長期的な価値創造を目指す」というのは簡単なことではありません。特に、生活がかかっている起業家にとって、短期的な成果を無視することはできないでしょう。

そこで、具体的な一歩を提案させていただきます:

まずは、今の収益の8割は短期的な仕事、2割は長期的な契約から得られるように設計してみましょう。その後、半年かけて少しずつ長期契約の割合を増やしていくのです。

たとえば、フリーランスの方なら:

  • 短期の個別案件と並行して月額サポートプランを提案する

  • 既存顧客にメンテナンス契約やコンサルティング契約を持ちかける

  • 複数回購入の顧客には年間契約のプランを用意する

このように段階的に移行することで、収益を維持しながら、安定的なビジネスモデルへと転換できます。

わたしは、このような現実的なステップを踏みながら、あなただけの強みを活かしたビジネスづくりを全力でサポートしています。

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