亀﨑染工、台湾へ~いいねから繋がる強き想い~2日目。
こんにちは!亀﨑染工新人の橋口です!
前回に引き続き、台湾出張のおはなしです!
写真のおじいちゃんは島で出会った日本人だと名乗るおじいちゃん!日本統治時代を生きたエンジニアさんだそうです!腰も曲がっておらず、日本語も台湾語もペラペラでした。すごい。
―――初めての台湾で朝ごはん
ホテルでゆっくり休んで、2日目の朝。
9時に李(リー)さんと王(ワン)さんと合流し、朝食を食べに街へ。
高雄の街並みに釘付けで、ずっと上を見上げながら歩いていました。
古い建物が多く残っている印象でした。
日本と雰囲気が似ているのかなと思う反面、鮮やかな色使いをみるとレトロでとてもかわいかったです。
後で聞いてみると、今回泊まったホテルの周辺は比較的古い建物が多く残っているとのことでした。日本と似ているというのは、日本統治時代の影響もあるらしいです。
↑ 高雄の新宿だと語る王さん
↑ 撮影時、朝陽の眩しさにやられました。ブオンッ
あっという間に、モーニングのお店へ到着。
店内もテラス席も多くのお客さんで賑わっていました。
メニューはチェックシートタイプになっており、メニューに直接正の字(台湾でも正の字なんだと驚き)を書き込んで注文します。
もちろん、全部台湾語なので、見てもよく分からず、李さんと王さんにおまかせすることに。
運ばれてきたのは、クレープ状の餅と卵に包まれたベーコンとチーズ。台湾のベーコンエッグといえばこれらしいです。ベーコンチーズのほかにも、ネギやハム、豚肉が入ったものもありました。味付けはどれもスパイシーで、全部おいしかったです。
私を含め、社長と吉村さんの3人ともが気に入ったものは、大根餅!
外はカリッと中はホクモチッとしていて、3人ともパクパクとお箸が止まりませんでした。
―――李さん王さんプレゼンツ!高雄観光!
おなか一杯ゆっくりと朝食もとれ、いざ、高雄観光!
高雄市が地元だという李さん。高雄についての著書も出されているそうです!
まずは神社へ。神社の中には日本統治時代の歴史について日本語訳も書かれたパネルがありました。学校で習った歴史の一部のことが、現地で詳しく知れた機会となりました。
このあとも、日本統治時代の歴史について、触れられる機会が多かったです。(このときの歴史を大切にされている印象でした。)
神社の次は、旗津島へ、フェリーで向かいます。島へはフェリーで約10分とすぐに行けちゃいます。
フェリーは2階建てになっており、2階に椅子付のフロアがあります。
1階はバイクでそのまま乗れるようになっていました。自動車は乗れないそうです。
バイク文化というのもあるのか、1階はバイクに乗った人でいっぱいでした。
↑ この建物は150年前の砲台として使われていた建物だそう。↓
そして、12時になり、お昼ご飯を食べに、海鮮レストランに行きました!
店頭にはお魚がずらっと並んでいて、好きな魚介を選んだり、予算を伝えると予算に合わせて何品かつくってくれたりするそうです!
何が出てくるかワクワクします!
少し待つと、次々と料理が運ばれてきました。
海老、アサリ、鮫、カニ、イカ、よくわからない魚・・・
10品ほど来たのではないでしょうか・・・。
一品一品の量も多く、台湾人はたくさん食べるのかなと思いながら魚介料理を楽しみました。
10品の中ではカニ入り?のビーフンが私はお気に入りです!
―――山津塢の皆さんと交流!
お昼もおなか一杯食べたところで、午後からは山津塢の皆さんとの交流です!
向かったのは、目の前に港があるKW2というモール。大きな倉庫が若者の溢れるモールになっております。
中は、飲食店・雑貨屋が立ち並び、2階には様々な業種の作家さんたちが作業をしつつ商品を販売していました。
その一角で山津塢の皆さんも大漁旗をつくっているのです。
山津塢スペースの窓から港と船が見え、大漁旗にぴったりの場所でした!
早速、大漁旗を染めるのに使う防染糊と染料を見せていただくことに。
糊は餅粉と糠で作る昔ながらの糊。
山津塢の皆さんが亀﨑染工に訪れた際に、社長が作り方を教えていたのです。
しかし、社長は山津塢の防染糊をじっくり見て、粘りと匂いを確認し始めました。
そして実際に使っている材料を見せていただき、いろいろな問題が見えてきたのです。
日本との材料との違い
日本の餅粉と台湾の餅粉。国が違えば、同じものでも質が変わってきます。
糠も日本の糠よりも粗く、ほとんどが殻でした。
これでは綺麗に糊が引けません。
日本の材料を使えば解決すかもしれませんが、高雄の大漁旗の復興にのぞむ山津塢にとっては、その国のものでできないと意味がないのです。
地道に実験を繰り返し、修正していくしかありません。
社長の長年の知識と勘から材料をみてアドバイスを出し、つくっていきました。
↑ ボウルに入った黄色いものが餅粉と糠でつくる糊です。
その後、台湾の大学職員の方々が見学に来られ、大漁旗について社長と李さんが話し、今日の交流は終了。
山津塢の皆さんの大漁旗に対する真剣な気持ちが伝わり、私もとても刺激を受けました!
―――初めての夜市!
1日目の交流が終わり、台湾名物“夜市”へ!
台湾のご飯は値段も比較的安く、おいしいものが食べられるということもあり、朝はモーニング、夜は夜市などに行き、自炊はあまりしないのだそう。
王さんも「自分で作るより美味しいし、安いし、楽だからつくる理由がないですね。」とのコメント。
夜市に着くと、何かお祭りなのかな?というほどの人混み!!歩行者天国になった道にずら~っとお店が並びます。
歩いても歩いても胃を刺激する美味しそうな店、店、店!!
大きな規模のこの夜市。毎日やっているそうなんです!
しかも、何カ所も!!
お店もたくさん出ているので、毎日通っても飽きないですね!
私がここで生活していたら、確かに自炊しないかもしれないです。
とりあえず皆で端から端まで歩き、食べたいものを決めていきました。
私の目に留まったのは、顔と同じくらい大きなフライドチキン!
自分の顔と同じサイズのフライドチキンに大興奮です。
興奮しすぎて、吉村さんが写真を撮ってくださりました。
そして、次に目に飛び込んできたのは、タピオカミルクティー!!
実は、タピオカミルクティーデビューを果たせていないまま、台湾に来たのです!
本場のタピオカミルクティーにこれまた大興奮!!!
大きなフライドチキンと大きなタピオカミルクティーを両手に、夜市を堪能しました。
夜市のあとはかき氷屋さんへ!
ふわふわのかき氷・・・
お店の壁にはたくさんの感想が!
↑ 私も書いてきました
初めてのタピオカの腹持ちに目をむき、パンパンに膨れたおなかをなでながら、無事二日目を終えました。
―――次回!
3日目は!
「ボタン屋の染職人!」
「高雄の大漁旗職人とご対面!」
「アートだ!高雄市!」
「3日目も充実台湾ごはん!」
でお送りいたします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回もぜひ、のぞいてみてください~!!
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