【雑記R6】8/4 樹喜記(樹と出会う喜びを記す)
毎日猛暑です。炎暑・酷暑・溽暑・極暑・劫暑、語彙をつくしても語れぬ暑さではありますが、お大事にお過ごしください。
さて、そんな暑い日、木陰はありがたいものです。
私の大好きな大きな樹のお話。
時折、noteでも取り上げる大きなクスノキ。齢千年を超える神樹です。
蒲生八幡社の大楠。
和気清麻呂公が配流になり、当地を訪れた際の杖から芽生えたとも言われています。(お休み中のたけうちさま御贔屓の和気清麻呂公です。お忙しいようですので、樹の神気が届きますように!)
なお、クスノキは大木になる力を持っているので、神樹として祀られているものも多いのです。
こちらは、指宿の揖宿神社のクスノキ。こちらは、推定樹齢700年のクスノキが8株以上群生し、その他の樹も大きく県内でも有数の社叢だそうです(案内看板より)
この神社の御向かいには田の神様の依り代となるムクノキがあります。
そして、少し離れたところにある中福良バス停前のクスノキ。
どこか別の世界に連れて行ってもらえそうです。
木が四方八方に伸びていて画面におさまらず上手く写真が撮れません。
うーんと離れて撮れば良いのかなあ、とも思いますが、そうすると大きさが伝わらなくて。撮影技術とセンスに問題ありなので、想像力で補ってくださいませ
温暖な指宿市から、鹿児島市内に戻って鶴丸城のアコウ。
さほど大木というわけではないですが、お城の石垣をぎっちりと抱き込んでいるあたりに力強さを感じます。
いつからこうなったのか、誰か途中で何とかしなかったのか、とても気になります。
ちなみに、アコウは、「締め殺しの木」ともいわれているそうな。
こもれびは、木の葉の間から指す光
結び葉は、葉と葉が重なりあっている様
緑陰は青々と茂った樹の影
木の下に憩う先人たちの遺してくれた言葉を口遊むと清涼感を覚えます
木の陰は、樹霊の庇護下であって安らぎの場所。
暑い夏ですが、緑陰で蝉時雨を聞くひとときも悪くない、そう思うのです
見出し画像は、春先の青葉楓。紅もみじも良いですが、私はこの若々しい葉が大好きです。