ピカソとYouTuberの共通点
動画1本100万円
YouTuber、インスタグラマー、インフルエンサーという言葉が世の中に浸透してきたことにより情報発信が職業になるということが世の中でも認知されるようになってきました。
ですが、一部ではまだ怪しい仕事とか、何をやっているかわかない謎の仕事とか、理解されていない部分もあるかと思います。
特にYouTuberは子供の憧れの職業になっていて、ヒカキンさんなどの影響もあり、YouTuberになって成功するとプロ野球選手よりも稼げるという認識をしている人もいるようです。
たった1本の動画で何十万円、何百万円と稼ぐこともできると夢を膨らませている人もいるようです。
確かに、企業案件などでたった1本の動画で世の中のサラリーマンの方の年収以上に稼いでしまうトップYouTuberがいるのも事実です。
ネットやスマホが身近になった今、誰にでもそのチャンスは確かにあります。
ただし、YouTuber、インスタグラマー、インフルエンサーのように影響力をもって、それを職業にしたいと思う人は、最初の段階で絶対に知っておくべき話があります。
5分で描いた絵の値段
これは、かの有名なピカソの話です。
僕自身も人から聞いた話なのですが、ピカソが絵を描き始めてから40年くらいの時、こんな事があったそうです。
当時、ピカソは今ほど有名ではなかったらしいのですが、既にピカソの絵は高く評価されていたようです。
ピカソを高く評価していたある男は、ある資産家にピカソを紹介しました。
ピカソが初めて資産家に会った日、紹介者の男の依頼でピカソはその場で1枚の絵を描いたようです。およそ5分くらいで1枚の絵を描きあげて、ピカソはその絵をその場にいた男と資産家に見せたそうです。
紹介者の男は資産家に言いました。
「こちらの絵は1000万円ですが、いかがですか?』
資産家は「こんな5分程度で描いた絵が1000万円というのはおかしい!」と言って文句を言いました。
紹介者の男は、
「この絵の価値がわからないのでしたら買ったいただかなくて結構です」と言いました。
そして、今、、、
資産家が買わなかったその絵は、数十億円の価値が付けられているといいます。絵を買わなかった男に、ピカソはこんなことを言ったそうです。
「この絵は5分で描いたのではない。40年と5分という時間をかけて描いたんだ。」
40年 + 5分で描いた絵
40年間の経験、たくさんの失敗や数々の試行錯誤があって、たどり着いた1枚の絵。ピカソにとってそれは、40年かかって、やっとかけるようになった絵なのです。決して5分で描いた絵ではなかったのです。
YouTuber、インスタグラマー、インフルエンサー、彼らは決してたった1本の動画、たった1つの投稿でで何十万円も稼いでいるわけではありません。どんな有名な発信者も最初は全く稼げないorほとんど稼げない時期があって、様々な試行錯誤や努力を積み重ねて、その結果としての「今」なのです。
1日で100万円稼いでいるわけではありません。
5年、6年という月日 + 1日で稼いだ100万円なのです。
逆に言うと、毎日メルマガ書いてる、動画アップしてる、写真あげてる、ブログ書いてる、めちゃくちゃ頑張っているのに全く稼げてません!!という方も1年後2年後に大きな花を咲かせるために必要な努力をしている、ということを忘れないことが大事です。
毎日コツコツ続けていれば、いつかピカソのように5分で何千万円という評価を世の中の方々からもらえる日がくるかもしれません。