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点滴に不向きな血管

地方の医療センターでは採卵時に必ず点滴をしました。
入院着に着替えて、バイタルはかって、まず点滴のルート確保されます。
麻酔や止血剤、吐き気止め、痛み止めなどを入れるためなのですが、
いかに私の血管がイケてないかを思い知ったこの3年。。
そういえば第一子の出産時も、分娩台で点滴入れるのにナースさんたちが『血管ない!!』てなって、
入れ代わり立ち代わりツワモノたちが刺すもことごとく失敗、
ラスボスが眼鏡はずして(老眼・・)グローブはずして、どうにか入れてくれて、『はァよかったあ久々に冷や汗かいたワ』と言われたのでした。
産後、腕の青アザ本当すごかったなあ。

で、第二子妊娠を目指した不妊治療でも色んなナースが私の血管に挑んでくれました。
『うん、上手なひと呼んできますね☆』
『・・(読書灯つける)ファイトー!いっぱーつ!』(刺す)
『・・あら!あら!!!あららら!!!・・ないのね!』
『(1回刺して失敗した後)これ、か、ここがいい感じ・・いやここは無理か。これしかないですけど、ここ外したらもうないですね・・(刺す)・・すみませんダメでした』
などなど、色々な困らせ方をしてしまい、本当に申し訳ない思いでした。
はじめは、私の血管難しいですとか言ったら素人が生意気な、とか思われるかもだし変な先入観ない方がいいかなと思って黙ってたんですが、
まあ一発成功はまず無い、のが何回か続いたあたりで、
『すみません私わりと毎回点滴入れるのにお手間おかけしちゃってるみたいでして…』
と言ってみたところ、
有益な情報ありがとう!!
そりゃ話が早い!!
んじゃ早速温めるやつ持ってきますね!!
みたいな好反応だったので、以来まず血管のことを伝えるようにしました。

早く言っておけばよかったです。
(ってゆうか【右マジ全然ダメ・刺すならココ】とかカルテに申し送りできないの??)

基本的にアイスノンみたいなやつをホカホカにして腕にのせ、点滴得意な人が来て、
手首近くの私の唯一のナイスポイントか、
もしくはもう手の甲に、という流れが定着したのでした。

失敗されるたび、『痛い思いさせてスミマセン』と言って下さるのですが、
いやいやこちらこそダメな血管で申し訳ないです、と言ってました。

採血では失敗されたことは皆無なのですが、
点滴の血管はとても真っ直ぐ走ってるのがあるけど、細くて難しいらしく、
一見イケると思って刺しても『逃げられる』のだそうで、よく『逆血もかえってこない』と言われました。
毎度苦労かけてすまないねぇ、と思いながら。
で、採卵の直前くらいにその点滴から『ボーっとする薬』を入れられるんだけど、
このソセゴンという薬、凄まじい吐き気!
というのはまた今度述べます。

今後の血管老化により、使えるところがなくなりそうで恐ろしい。
看護師さん泣かせの血管・・・改善しないのかしらねぇ。


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