ライトトラップで昆虫採集 暗闇から大群が!(笑)
お久しぶりです。自閉症スペクトラム障害双子の母です。
最近のわたしは体調がすぐれず、アザラシ化が進んでおります。このままいくと近いうちにセイウチ化するかもね。いやー、更年期って辛いね。ほんと辛い。私は別の持病もあって薬を飲んでいるから余計にね。
脳「出せー」
卵巣「ないものは出せねー」
脳「そんなことないだろ、出せー」
卵巣「うーん、振り絞るしかないかのう」
薬「ちょ、ちょっと待てって」
脳「いけいけ、振り絞れー」
などの指令が体を駆け巡っているのであろうな。
頭と腰が痛いっす。おんなのひとってたいへん。
そんな中。
次男の昆虫へのこだわり、昆虫愛は留まることを知らず
今年の夏は本格昆虫採集「ライトトラップ」を3回やってきました。
場所はいろんな県の境目の小さな村。本当に山奥。鹿がいるようなところ。
おもしろそうだからって、3回目は私の母と旦那の母もついてきた(笑)
去年、偶然知り合ったFさんは、家族で山に住んでいる。
夏の間はお父さんと山の拠点で虫採って売ったり、お客さんとライトトラップに行ったりしている。研究者に頼まれて図鑑に乗せる蛾を採集したりもしている。
寒くなって昆虫シーズンが終わると、街で別の仕事をしている。
最近はFさん親子から一目置かれる次男。
「きたきた、待ってたんだよ。ちょっとこれ見て。なんていう虫?名前わかんないんだよ。オス?メス?えー、すごいね、何でも知ってるね。飼い方は?へー。そうなんだ」
って感じで、いろいろ教えてあげる代わりにいらない虫をもらったりしている。
虫かごにまとめて入れてしまうとケンカして傷つくので、写真のようなケースを使っている。夏はクーラーボックスに凍ったペットボトルも用意。あ、人間が飲むためじゃないよ。虫を冷やすためね。
Fさんのライトトラップには、かなりのマニアが予約してくるんだけど、次男ほど用意がいい人はいないんだって。
大抵の人はカブトムシ、クワガタにしか興味がないんだけど、うちのは他の昆虫も大好きなのでそういう子も珍しいみたい。
「何年後かに、いっしょに虫採って働いている気がする。。。」とFさん。
え、山に預けちゃおうかな~と私が冗談半分で言うと
「いいっすよ。面倒見ますよ」と。
どうなるかわからないけど、わくわくするね。
街灯もなく、車もめったに来ない山の中で、夜7時くらいから10時くらいまでこれをやります。我々は光の輪の外にキャンプ用の椅子に座り、じっと待つのみ。釣りに似ている。
明りに照らされた山の反対斜面から、暗がりを掻き分け、光をめがけて狂ったように虫が飛んでくる。
主に蛾!
たまーに、飛び方が違うものが来ると、Fさんや次男がさっと駆け寄って採集。
この蛾の大軍を見ていると、「うぇー、気持ち悪い」なんて微塵も思わず、なぜか神秘的で神妙な気持ちになり
「うつくしい。。。。命って、すばらしい。。。」
と思えてくる。
ライトトラップは日によってあんまり虫が飛んでこない日もあるみたい。
満月とか、気温とか、自然相手だからね。そういうのも面白いね。
そうして、自宅に帰るのは深夜1時半。
翌日は仕事。というのを三回やりましたとさ。ヘトヘト~。
「72歳になっても初めては楽しい!次男(孫)のお陰」
と両ばあばも大喜びでした(笑)
ほんとだね。疲れるけど、楽しかったし、来てよかったよ!