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正月も常夏の昆虫部屋

今年もオオカマキリと年越しをお祝いした次男・(中3)。
野外だと11月ごろに見かけなくなるけれど、部屋の中だと長生きできるみたい。写真のオオカマキリはメスで卵を産んだけど、食欲旺盛で元気いっぱい。
カマキリの卵は外に出しておくか、誰も来なさそうな草むらにリリースする。うっかり、部屋の中に置きっぱなしにするとエライことに…。
が、しかし、発達障害のある息子はうっかりが多すぎて、日々当然のようにエライことになる。部屋でカマキリの赤ちゃんがわんさか生まれてたり、何かが逃げている我が家。写真はあるけど、ちょっと人様にお見せできるのがないなぁ。

元旦の香川照之、昆虫すごいぜ!はオオカマキリスペシャルだったので喜んでいた。「メゾン・ドゥ・カマキリ」っていう屋外のカマキリ観察部屋をやっていたけれど、うちは家の中がすでにそんな感じ。。。
息子、「俺はカマキリ先生に昆虫の知識で負ける気がしない」と豪語していた(笑)。あのー、香川照之、東大ですから~

ヘラクレスオオカブトの蛹は順調に増えて、オスだけで4頭になった模様。メスもいるけど、オスの蛹を並べてみました。ちょっとグロいので苦手な方はご遠慮くださいませー。
いきます!

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ヘラクレスオオカブトの成虫は大きくてきれいな形のものなら何万円もする。これは2年前に買ったヘラクレスオオカブトのペアをブリードさせたもの。幼虫から蛹になったばかりの時は下の写真のように真っ白だけど、数時間で茶色くなっていく。見慣れると虫が嫌いな母ちゃんでも「美しい」と思ってしまう。変身。命の不思議。

軽度知的障害もある自閉症スペクトラム障害の次男。基本、好きなことしかしないし、興味のないこともできなくはないけれど、ものすごい努力が必要。ならいっそ、好きなことでご飯を食べていけたら。。。と思うけれど、昆虫ブリーダーへの道はまだまだ険しい。
むし社、という有名昆虫ショップがある。次男は「これぞ!」というかわいいペット(虫)の写真やら動画やらをむし社に見せに行くのだけれど、このヘラクレスオオカブトの蛹はむし社さんがパッと見て、「小さい、曲がってる、曲がってる、一番端のはまあまあ」との評価。難しいね。むし社で売っている昆虫も、きれいなものだけ高い値段がついているけれど、ちょっとツノやオオアゴが曲がっているだけで売り物にならなかったり、B品といって安価で売られる昆虫の方が多いのだとか。足の麻痺とか、羽が開いているとか、いろいろ評価ポイントがある。昆虫への愛の深さと商売の狭間で切なげなむし社さんであった。

さあ、昆虫で食べて行けるか?次男!3月には中学卒業、義務教育は終わりだ。
同じく発達障害の双子の長男は企業への障害者雇用を目指している。性格的にむいていると思うし、紆余曲折ありながらも、たぶん、そうなるだろう。
でも「好き」が強すぎる次男。君はどうなる?どうする?何になる?楽しみだなー。

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