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税金が投資だと思えたら?
出戻りの挨拶をしてから、2週間経ってしまいました。この間、noteには何も手がつきませんでした。脳の作動モードを切り替えようとする私の意志に脳細胞ネットワークが全力で抵抗している。そんな感じの2週間でした。
今日は、税金について、私自身のツイートを振り返ります。前回からの流れでは、もう少し「人間」について語りたかったのですが、脳神経どもの頑強なサボタージュに遭い、やっと彼らと折り合いをつけられたのが、税金の話……という次第です。
さて、税金といえば「取り立てられる」⇒「むしり取られる」⇒つまりは「苛斂誅求」に行きつくものでありますが、これを「受動的にかっぽじられる」ものではなく、「能動的に投資するもの」に転換することはできないか? という話です。
無尽講、頼母子講の研究書『相互扶助の経済』(テツオ・ナジタ)に「藩は農民に重い年貢を課す代わりに無尽を活用すべきだった」という記述がある。
— 亀野あゆみ/Kameno Ayumi (@6nhjhmwFce4Zm5O) June 1, 2020
政府は徴税を止め、代わりに公営の賭場を開いて胴元なれと言っているようなものだが、私には、依存症問題さえなければ妙案に思えてしまう。
この案だと、納税者は自らの射幸心の程度に応じ、自らリスクを取って政府に掛金(実は税金)を差し出すことになるから、「強制された感」がなくなる。公営ギャンブルという形で部分的には採用されている実績もある。
— 亀野あゆみ/Kameno Ayumi (@6nhjhmwFce4Zm5O) June 1, 2020
「政府がギャンブルはどうも?」と思うのであれば、多様な官営投資ファンドを設立し、納税者(=個人投資家)に各自の「リスク/リターン志向」に合ったファンドを選んで資金(税金)を投資してもらえばよいと思う。少なくとも「統合型リゾート」より気が利いていそうだ。 https://t.co/Rvfue1USaA
— 亀野あゆみ/Kameno Ayumi (@6nhjhmwFce4Zm5O) June 1, 2020
この一連のツイートを書き付けていて、若いころ勤めていた重厚長大系企業で同僚と交わした会話を思い出しました。業界全体が不況で、私の勤め先も管理職の給与カットと一般社員の残業規制をしていた時です。
同僚は、こう言ったのです。
「給与カットに残業規制。着ている物を無理やり剥ぎ取られる気がする。会社への不満はつのる一方だ。会社は、社員が喜んで自分から脱ぐような仕掛けを考えた方がいい。うちの会社はマージャン好きが多い(昔の話です)。事業所の正門前で会社が雀荘を開けば、給料満額払っても、ちゃんと回収できる」
一瞬、私は「こいつ、天才やん」と思ったものです。
しかし、すぐに「それって、昔の映画で見た『飯場』じゃん」と思い出しました。ただし、同僚はそういう映画を観るタイプではなかったので、彼があの場で語ったのは、オリジナル・アイディアだったと思います。
さて、「飯場」にてついて、コトバンクから抜粋します。
《抜粋》
土木建設の工事現場付近に労務者を合宿させ、なかば強制的に就労させる前近代的労務制度。労務者の合宿舎として建てられた簡単な建物を飯場と称するところからこの名がある。飯場頭による厳しい生活管理、過酷な労働の強制などが行われた。
《抜粋おわり》
私が観た映画では、飯場頭が胴元になり毎晩のように賭場を開いていました。飯場で働く人たちは日雇いです。昼間身体を酷使して稼いだ金を、夜には「飯場内賭場」でむしり取られてしまうのです。
おそらく、現実にもそういうことが行われていたと思います。山奥の建設現場などでは他に娯楽が何もありませんから。また、同調圧力も強く、「俺はやらねぇ」とは言えなかったと思うのです。
話がとりとめなくなってしまいました。やはり、まだ脳神経どもが造反しているようです。このテーマについては、クラウド・ファンディングもからめて、もう一度整理して語りたいと思います。
ここまでお付き合いくださった方に、心から御礼申し上げます。
それでは、また。