【海外MBA受験】#2 受験校選定
海外MBA受験に関するnoteの第2回、今回は受験校選定と学校研究について記載します。
1. 受験校選定
何校受けるべきか、どんな受験校ポートフォリオ(チャレンジ校を何校にするか/いつ受けるか、滑り止め校を何校にするか/いつ受けるか)にするか、などの受験戦略は個々人の事情により異なりますので一概には言えませんが、私の経験は以下の通りです。
私の場合はGMATまでのスコアメイクが予定通りに進んだため、チャレンジ校に最初に出願しました。その次に第2志望校、第3/第4志望校と出願していったのですが、出願書類をいざ1校出してみるとその学校の結果に執着してしまい他の志望校の出願書類やインタビュー準備に頭を切り替えることがなかなかできませんでした。第1志望校のインタビューが終了した後すぐに第2志望校のインタビュー準備やその他の学校の出願書類の作成に取り掛かる必要があったのですが、ぎりぎりまでぼんやりとネットフリックスを見る日々が続きました。そのため、私の体験談を基にすると、受けたい学校の準備が整っている場合にはさっさと1stラウンドで出してしまう、というのをお勧めします。
私の場合、MBA受験を開始した際には、ぼんやりと欧州のB校を目標にしていました。しかし、2月に米国のA校(進学先)の学校説明会を受け、調べてみたところ、私の関心分野に関連するカリキュラムが多く、また出願要件も揃えることができそうであったため、ドリーム校として目指すようになりました。
2. 学校研究
学校研究とは、学校説明会や在校生/卒業生とのコーヒーチャット、その他情報収集を通じてスクールについてより深く知ること、を指しますが、私の場合、最初は「幅広く」、受験校選定後は「深く」をモットーに研究を進めました。2022年2月から学校研究を開始しましたが、最初は各種MBAフェア(様々なビジネススクールのアドミッションが集まるフェア)や個別学校説明会にとりあえず登録をし、話を聞いていました。少しでも受験可能性のある学校についてはメールアドレスをその学校に登録しておくと、こうした学校説明会等の案内が来るため、とりあえず登録だけでも行っておくことをお勧めします。また、いくらかの学校には日本人サイトが設けられているため、そこにアクセスし情報収集やコーヒーチャットの問い合わせを行わせていただきました。コーヒーチャットについては(常識の範囲内で)どんどんお願いすることがよろしいかと思います。在校生の方々も多くはこうしたコーヒーチャットのお世話になっており、非常にサポーティブに対応してくれます。また、学校によっては出願書類に「アドミッションのうちだれとどんなことを話したか」「在校生や卒業生とコーヒーチャットをしたか」などを書かせる所もあるため、どんどん行うべきです。
学校研究の初期段階では、コーヒーチャットやアドミッションとの会話において各学校について通り一遍のことを聞いていました。これが「幅広く」という部分です。とにかく機会をとらえてアドミッションや在校生/卒業生と会話することをお勧めします。また可能であれば日本人以外の方と会話することもお勧めします。自身のキャリアゴールやWhy MBA?を話すことはインタビューの練習にもつながるためです。私は一回フィリピン人の在校生とコーヒーチャットを行い、全然彼の英語が分からなかったことでインタビューに対する危機感を持つことができました。(その夜は眠れなかった)
・なぜこの学校を選んだか
・どんなプログラムをお勧めできるか
・(私のキャリアゴールを話した上で)スクールにおいてどのような貢献ができるか
出願書類が進んでくるにつれ、出願書類で足りないピースを埋めるための質問を行いました。これが「深く」という部分です。
・(特定の授業名を挙げて)この授業は〇〇を学べると聞いているが本当にそうか?
・(特定のプログラムを挙げて)このプログラムでは××はできるか?