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三重県への移住促進を応援するグループで投稿した文章をこちらにも残しておきます。松阪市飯高町で亀成園という居場所作りを続ける私の想いをほんの少し。

#三重で暮らして
 松阪市のほぼ端っこの、ものすごく奈良寄りの渓流沿いで里山暮らしを楽しんでいます。子どもが小中高の4人いる6人家族で、小さく田畑があり、鶏が100羽程いて、古民家を改装したゲストハウスの女将さんをしています。
 自身が豊かな自然に囲まれて子育てをするために大阪から移住しましたが、2年目くらいから縁あって移住促進の立場となり、この5年程は地元の小さな小さな香肌小学校に親子連れを呼び込む活動に力を入れ、15組程の移住に関わってきました。親子の黄金時代と言ってもいい学童期に、豊かな自然体験ができる小学校を選んでの移住は、減る一方だった地域の人材を増やす意味でも地元の活性にもつながり、大好きな町が残るかもしれない希望が持てるようになりました。
 
 実は大人にもなのですが、とりわけ子どもが育つには周りの環境に様々な自然素材が溢れていることが大事です。街中で子育てをしていた頃、下手すれば子どもに触れる素材が布と紙以外はプラスチックばかりかもしれないと焦りました。石や土、草花や豊富な水に火と木材、金属やガラスなどばかりか、名も知らぬたくさんの生き物に出会うことがヒトにとってどれほど良い刺激となり感性を育ててくれるのか、想像をふくらませて田舎に飛び込みました。
 生き物からの刺激にしても、近い付き合いの人にしても、良い面ばかりでもありません。息詰まることもたびたびありますが、大声で駆け回る子どもと一緒に笑って、風火水土の力を感じて過ごすのが好きだから、「田舎で蘇ろうよ」との想いで移住促進活動を続けています。勇気を出してここに来てくれた人々が楽しく過ごしている様子に触れるのがとても幸せです。
三重は山も川も海も、まだ守る人々とつながって残されている環境があります。これから移り住みたいどの人にも、お気に入りの居場所があることを応援しています。


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