はじめましてのごあいさつ
2019年2月から、亀成園では卵定期便を取り扱っています。毎月一度、6個入りの卵4パックと飯高町のこんにゃく3つアラカルトのセットを楽しみにしてくれている方のために、お便りと共にお送りしています。
毎月欠かさず書いてきたお便りがだいぶ溜まってきました。
3年前の暮らし方と今はつながっているけれど、少し違う。未熟な部分や新鮮さを残している部分も多く、時々見返すと楽しい大切な記録です。
文章を少しずつ公開していきますね。
ではまずはじめに
「はじめましてのごあいさつ」
亀成園は三重県松阪市の飯高町というところにあります。海に近い松阪市街地からうんと山奥に川を遡った、ほとんど奈良県に近いような山間部地域です。
この山と川に挟まれた小さな谷で、鶏たちはのびのび育っています。山からの風が茶畑を通って鶏舎に吹いてきます。梅の香りがしたりトンビの声が響いたり、様々な生き物を感じさせる風です。危険な生き物からは守られた鶏舎には沢からの湧き水が引かれ、天気のいいときはたっぷりと砂浴びをして過ごしています。
亀成園の鶏は、烏骨鶏とゴトウモミジ又はボリスブラウンという種類です。烏骨鶏卵は小ぶりであるし数も少なく貴重ですが、素晴らしい栄養価と癖になるあっさり味。茶色い鶏から生まれる大きな赤玉は、殻も黄身も白身も丈夫で毎日の元気にぴったりです。四季折々で味も少しずつ変わりますが、いつも後を引く優しい味です。鶏たちが食べているのは地域の小米を中心とした自家製発酵のえさと野菜くずや草などで、素性の知れたものばかり。これがなによりの安心です。手間と愛情をかけた亀成園の平飼い卵が、どうぞあなたのお気に入りになりますように。
ここまでがはじめましての号でした。
現在は鶏舎に湧き水はひかれておらず(溢れるなどトラブルがあったためです。飲料用に運んでいるのは湧き水ですが)、ボリスブラウンはもうおりませんが、大まかなイメージはこの通りです。
これから毎月分をあげていきます。
写真など亀成園便りそのままではないのもありそうですが、エピソードはそのままに、誤字だけ直して残していけたら嬉しいです。
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