ゴールドミルク(ホットミルク)、愛されるために生まれたお馬さん
ミーちゃーん🥹🥹✨✨✨
ウザ過ぎるくらいに、チョッカイをかけるトレジャーには怒るが、馬とは本来こういう物だという位に大人しく、優しいお馬さん、ゴールドミルク。
母似であろうと…と想像を掻き立てる様な、本当に可愛らしい顔をしていて、現在350kg台であろうと想像できる、ミニミニサイズ。しかも、等身大の馬の置物の様に
大人しいときている…。
そう…
この子は愛されるために生まれてきた様な子だ。
なにせ現役時代から、私のハートをガッチリ掴んで離さなかったのであるから。
ミルクを受け入れるにあたっては、過去のブログを参照して頂ければ幸いであるが、とにかく苦しかった。
というか、まだ苦しい…。
私の頭は親指くらいのハゲが最大6か所になった。
幸いにもポツポツと生えてきたが、驚くべき事に、
生えてきた髪は、ハゲた場所のみ全て白髪の束となって再生してきたので、ビビった……。
そんな苦労も吹っ飛ぶ可愛さ。
黒髪と引き換えに、癒しをもらっている…。
そんなミルクちゃん、藍姫の執着ぶりも受け入れ、
トレジャーのチョッカイには、
「キェー!!!!ギャー!!!!」
みたいな声を上げて、ヒステリックに怒っている。
最近では、煽って負けては逃げ続ける、全く意図の見えない行動を繰り返す、ゴールドトレジャーとの放牧はお休みしている。
ゴールドトレジャーは、厩舎の中では最強クラスのボス一派と共に放牧している。
頭が良いので絶対に逆らわず、チョッカイも出さない。
何事にも執着がなく、ミルクを愛してやまない藍姫の事も、ミルクは好きなのかどうかは不明である。
時折、嚥下に難のあるタイプの馬がいるらしく、ミルクは首にベルトを着けて生活している。
このベルトがないと、食べ物が詰まって窒息する事もあり、他の馬が真似をする事もあり、大変危険であるらしい。
だから、ガツガツ食べない。
隣のゴールドトレジャーは、マッハな速さで人の指まで食べそうな勢いだが、お子様もお年寄りも、難なく人参でのふれあいが出来る子だ。
であるから、とにかく利用者様の間でファンが多く、利用者様の移動支援も、最近では時間が重なる事もあり、予約待ちな事もある。
数組重なると、小さなお子様も、ギュッと人参を握り締め、ミルクの列に並ぶ。
隣では、白馬の様なトレジャーが人参欲しさに猛アピールをし、首を傾げたり、目をキラキラさせている。
ネームプレートをアピールしているのだろうか…。
「ちょっと!!ちょっと!!私の父親の名、もう見られましたかね??…」
「ゴールドシップ」
のキーワードが、彼の高すぎるプライドを刺激しているため、非常に好きな響きである、変わった白い馬…。
ところがどっこい、ミルクのネームプレートにも同じ名前が記載されている。
頭脳明晰なトレジャーよ…お前に字が読めたならば…。
なぜミルクはこれ程に魅力溢れる馬なのか…。
その理由はたった一つなのであろうと思う。
ミルクは現役時代から大切にされてきた証拠であろう。
それでも私は、トレジャーが最優先で、絶対に一番にトレジャーをたてる。
そんなミルクは、時折窓の外の私をじっと見つめる。
「お母ちゃんよー!!あんたのお母ちゃんよー!!」
と叫ぶと、大事件が起こった。
それはまた次のお話で…。
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