テーマパークのキャラクターが苦手な私がピューロを好きな理由
このnoteを書こうと思ったきっかけは、バレンタインに公演された「VIVA LA VALENTINE」のあるセリフである。
「いる」んですよね……
このセリフが忘れられない。
「VIVA LA VALENTINE」とは
サンリオピューロランド×劇団ノーミーツによるバレンタインオンライン演劇。素直になることを忘れている現代人に向けた内容となっており、ノーカット生配信という鬼技術にも感動した。
※私の本編についての感想は以下記事にまとめましたので是非お読み下さい……(見た人向け)!!
テーマパークのキャラクターが苦手な理由
そもそもなぜ私がテーマパークのキャラクターが嫌いなのか。
それは、本来のキャラクターではないから。
テーマパークのキャラクターは、何故か美化されている。
アニメではイタズラ好きで、ふざけているキャラクターも、テーマパークになった瞬間歌って踊って、まともなキャラクターになる。
例えば、舞浜のミッキー。
アニメでは、イタズラ好きのアホだが、いい所でかっこいい部分を見せたりするみんなに好かれる男子である。
なのに、舞浜では超健全。歌って、踊って、何かあったらみんなで仲直り!
お腹をさするミッキーに対して、「え〜お腹すいちゃったの?さっき食べたでしょ〜笑」みたいなスタッフのやり取りに、毎回癪に障ってる私…。
おい!!!!ゲームにはまってミニーにキレられてたあのアホさはどこに行ったんだよ!
モーティマーに対する憎しみ丸出しの姿はどこに行ったんだよ!
ドナルドとグーフィーともっとバカやってよ〜〜〜!!!!!!
教育に良いストーリーのショーにも飽き飽きしてしまった。俗に言う、公式との解釈違いである。
あまりにも善良過ぎて、感情移入がしずらいのだ。
みんな出来杉くんみたいな感じ。
そういうわけで、私はテーマパークのキャラクターが好きになれない。
※ただ、YouTubeとか見てると、キャラクターと会話して本性を出してる天才も見かけるので、可能性がない訳でもない。
↓数年前、狂ったように観ていたYouTube。これこそワイの求めてるキャラクターの姿…!
ピューロランドは?
一方ピューロランドは、キャラクターの喜怒哀楽がしっかりと表現されてる。
「Kawaii Kabuki」では、バツ丸が怒ったり、シナモンが泣いちゃったり、プリンが攻撃したりと人間味が強くて、凄い心が吸い込まれていく感じがした。
「VIVA LA VALENTINE」も、彼らの悩む姿に胸が締め付けられた。
ピューロランドのキャラクターは、本当に「いる」のだ。
誰かに作られたいい子ちゃんではなく、本当のその子がいる。
ピューロランドは、実際にキャラクターと出会える施設と言っているが、本当の意味でもキャラクターに会える場所なのだ。
……
ショー以外の声が当てられてない場面は、ピューロだろうがどこだろうが、彼らは同じだと思う。
声を発せない分簡単な動きしかせず、上の動画みたいに対応者のコミュニケーション能力が高くないと、彼らの本当の姿を見ることは出来ない。
残念ながらコミュ力の低い私にとっては、その子ではなく着ぐるみに見えてしまう。
「VIVA LA VALENTINE」のホワイトデーリバイバル公演を観たが、最後にあったトークセッションで出てきたジェスチャーをするだけのキャラクターたちを見て、彼らを劇中に出てきたキャラクター達と同一人物と認識することが出来なかった。
いつか、彼ら自身で声を発することが出来たら、本当の彼らに会うことが出来るのかなと思ったりする。(トーキングミッキー的な…)