新潟県で鮭の遡上を見てきた話。
先日表題のとおり新潟県にサケの遡上を見に行きました。ことの発端は8月に新潟の水槽展示施設めぐりをしたとき。柏崎さけのふるさと公園でこの川にもサケが毎年遡上してくると知ったことから。すごくないですか…?サケの遡上っていうと北海道のイメージだったし、こんな浅い川にもかえってくるとか想像もしなかったし。これまでサケの遡上を見ようと思ったこともなかったけど、ここに来たら俄然見てみたくなったのです(写真は8月のもの)
でも「遡上初心者」としてはいきなり柏崎の自然の川を観察するのは難易度が高いかな?と考え、同じ新潟でも柏崎市とはかなり離れた村上市にあるイヨボヤ会館でまずはお勉強しよう、と。
イヨボヤ会館は10年以上ぶりの訪問です。前に来たときは遡上シーズンではありませんでした。
この階段をくだって…
通路をまっすぐまっすぐ進むと…
三面川(みおもてがわ)から分岐した種川という河川を観察できる窓が並んだ自然観察室があります。
こんな感じで川を切り取った目線で観察できるのです。
前に来たときはウグイとかエビくらいしか見れなかったのですが……いた!!!いました!
サケです!!でっかい!!!!かっこいい!!
私が行った日は前日から雨が降っていて川もしっかり濁っていました。数日前までは晴天が続いていて透明度もかなり高かったようで観察もバッチリだったんですって。残念…。
でもダイジョウブです!イヨボヤ会館は自然の川を観察する窓だけではなく、河川を模した水槽もあるのです。
こちらなら水も澄んでいて、奥行きも川ほどはないのでとっても観察しやすいです。サケの大きさとかっこよさに本当に惚れました…。
オス同士の小競り合いや産卵する場所を尾びれで砂利を払って作る姿も目の前で観察できちゃいます。噛みついてるよ…すっごい迫力。
そのほかサケに関するパネル展示なども充実しているので、しっかりサケについてお勉強できたし、大きさや行動などもある程度覚えました。
よし、いざ柏崎へいくぞー。低気圧の影響で時折横殴りの雨に暴風と日本海は大荒れです…。
到着!新潟県は静岡県よりも縦に長い県なので、簡単に縦断できるとか思っちゃダメですw
8月に来たときはカラカラに干からびてたサケ用の人工河川風水槽も水が入っています。
そしてそこに…サケ!!何度もいいますがでっかい!かっこいい!水槽の藻と濁りは残念ですが…(でも水が透明だったら奥に沈んでる息絶えたサケたちの死体がバッチリ見えてしまうので、ここは濁ってるくらいがちょうどよいかも…汗)
そんでもって今日のメインイベントです!さけのふるさと公園から日本海の谷根川河口まで200メートルもないので歩いて行くことができます。ちゃんと通路もあって初心者でも観察できるようになってます。
が…。大増水パーティー&大濁り大会orz
8月に見た水深15センチくらいのせせらぎのような谷根川の姿ではありませんでした…(画像の白っぽい魚の影はすべてサケです。たくさんいるのは見えますね)
しかも天気予報では天候は改善してくる予報だったのに、全然雨ですし雲が厚くて薄暗いorz
海から遡上してくるサケの姿を見たくてかなり粘ったのですが全く来ず…そりゃそうですよね、あんな大増水した滝を上りたくないですよね。うん、分かる、分かりますよ。
波打ち際にいたカモメ一家を撮りながら待ってたのですが諦めました。ちょっとだけ鳥撮りスキルが上がりましたw
海からくるサケには見切りをつけて、すでに上ってきていたサケ達の姿を観察しました。これは比較的浅い場所にたむろしていたサケ軍団。バッシャンバッシャン激しく争っています。
ここはですね、悪天候でもこれだけ観察できちゃうので、天候次第で最高のサケ観察ポイントになるんですよね。水槽展示施設めぐりの王者、ぺそじまさんのツイートお借りします。最高だなぁ…。
まあ結果は惨敗だったわけですが、現地に行かないと感じることができないことは十分に満喫してきました。寿命尽きて死んでいったサケのにおいやそれを狙うカラスたちとか。写真や動画では分からないですからね。あと、天候によって全く条件が変わることも勉強になりました。普段からフィールドワークしてる方たちには超基本的なことなんでしょうけども。
イヨボヤ会館にあったパネルを見て、鮭が遡上してくる川はこんなにたくさんあるんだ!と驚きました。ここに拘らなくてもいいんでしょうけど、初心者でも安全に観察できる柏崎さけのふるさと公園は良い施設です。
来年以降絶対にリベンジしてやる…と決意しました。サケのかっこよさに惚れたしね!
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