【読書会レビュー】#44
~2020年7月29日(水)19:30~22:00 Zoomにて開催~
今日もまた「おやさまワールド」にたっぷりと浸る時間を過ごすことができました。『稿本天理教教祖伝』第2章生い立ちを輪読しました。書かれていることに加え、周辺情報を教えていただきながら、当時の様子に想像を巡らせたり、それぞれの思いを話した2時間は、おやさまの御心に触れる旅のようなでした。
この日みなで話しをしたのことを一部書いてみました。
最後に感想もあります。
預かり子の命をたすけるためになぜそこまで?
その頃は天保の大飢饉など、天変地異で苦しむ人が大勢いた時代。
「食べるものに困らない暮らし」が切実な願いだった頃にあって
特に中山みき様は神仏の力を借りてなんとか助けたいという気持ちが強かったのではないでしょうか。
自分の命より子供の命を先に?
当時長男秀司様は7歳、成人していないので、中山家の嫁の立場としては跡取り息子を育て上げる使命がありました。それまで自分は生きていなくてはならない。だからまずは「長男を残して」ほかの子供の命を差し上げると誓ったのではないでしょうか。
命をお返しする覚悟
おやさまが41歳のときは、秀司様が17歳になり成人していたので、おやさまの胸の内には「そろそろ自分の命をお返しする」と覚悟ができていたのではないでしょうか。事実として、初代真柱様の手記に「40歳ころにふらふらされていた」という記述があります。
みんなで想像してみました。自分の寿命がもうすぐ終わると覚悟できたら、どれだけ「心が澄む」だろうかと。
親神様はおやさまの心が十分澄み切ったことを受け取った(見ていた)のではないでしょうか。
そして、天啓の日に、人間としての中山みき様は、預かり子の命と引き換えに約束通り「お出直し」になられたのかもしれないと。
中山みき様の願い
おやさまが「月日のやしろ」になるまでの、こうしたエピソードに人としてのひながたを見ることができます。
そして月日のやしろになった後は、自身が神となり「息」でたすけることができるようになった。
それまで、地域の人々の病気や飢饉に苦しむ人をたすけたいと命を懸けて願っていたおやさまは、それがどれほど嬉しいことだったのかと想像します。
教祖伝から立ち上る香り
教祖伝や教典は、独特の文体の温かさ、表現の力強さを感じます。
教祖伝の公刊に向けて長い時間がかかったこと。
草案では30章あったものが10章に絞り込まれたこと。
感情的・情緒的なおやさまのお姿を取り除かれたこと。
二代真柱様の深い思いがあったこと。こうしたことも、教えていただきました。
♬今日の参加者♬
東京都 Mさん、川崎市 Hさん、神戸市 S先生、天理市 Mさん・Fさん、桜井市 Nさん、千葉市 Tさん、私(計8名)
参加者の感想
◇神様は「親」であることがよく分かった
◇教祖伝を通して理解が深まった
◇家事をしながら耳だけでしたが参加できてよかった
◇仕事があったので、耳で聞いているだけでしたが、みなさんが輪読する「教祖伝」を開いて本を開きたくてたまらなくなりました。
◇おやさまが「月日のやしろ」になるまでの41年は「たすけ一条」のわが身どうなってもいいという心で通った年月だったことがわかった
◇一人で読むよりも、皆で読むことで一層おやさまを感じることができました
◇皆で読んで話し合うことで、いろいろな人の感じ方を知ることができてよかった
◇おやさまご在世時代の先人は、おやさまにお会いしてあれも聴こう、これも教えてもらおうと思ってお屋敷に帰るけれど、おやさまにお会いしたらもうそれだけで、心の靄が晴れて勇んできた、という。今こうして「教祖伝」を読むことで当時の人と同じように、おやさまにお目にかかっているような気持ちになり、心の靄も晴れる思いがする。
回を重ねるごとに密度の濃い時間になっています。もしかしたらおやさまも参加してくださっているのかも!と思えるほど、おやさまを感じました。
終わった後の達成感と充実感がハンパなくて、つい一人でワインを飲みすぎてしまいました(笑)次回は「道すがら」です。楽しみ!!!!!
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