ねむい。
ねむいなぁって思って
意識が遠くなっていく瞬間が好き。
誰にも邪魔されず
気持ちのいい環境で
ねむれたらもう最高。
まだ春になったばかりのあの日。
ぽかぽか陽気のなか少し冷たい風がふいていて。あったまったコンクリートの上でうたたねしていた黒猫がとても羨ましかった。
あー、猫になっていっしょにねたい。
動物になりたいと久しぶりに思ったあの日だった。
でもね。
家に帰ってきたら太陽の下で干された
ふかふかのお布団とまくら。
しっかり寝る準備して少し涼しい部屋で
うとうとから夢の世界へ。
本当はこれが一番。
ふふふ。
あー、レポート終わったら思う存分ねよう。
おしまい。
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