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」は「」の難しいバージョンの漢字。

「聲」は、「耳」と「殸」(けい)の会意文字で、打楽器「殸」の形をあらわす文字と、木製の棒を手にしている意味をあらわす文字で、打楽器「殸」とそれを打ち鳴らして耳に届く音である「こえ」から、そのまま言い表すようになりました。
「殸」は大昔の中国の打楽器で、板状に作った石を吊り下げ、音を打ち鳴らして演奏します。

https://tap-biz.jp/lifestyle/word-meaning/1032050


フェチというほどでもないけど声が好きだ。
今の稼働先に可愛らしい見た目で声が低めの子がいる。誰に似てるか例えるのは難しいけど、フリーレンぐらいの声。フリーレンをもう少しパキッとさせたような感じ。会った時から「可愛いな」より「いい声だな」と思った。
性別関係なく低めの方が好みで、ハスキー/ダミ声でシャウトがカッコいい声には憧れる。例えば宇多田ヒカル、椎名林檎、鬼束ちひろ、後藤正文、細美武士…好きな歌手をあげるとけっこうあからさまだ。



しかし最近、低さはそこまでなくても素朴な落ち着いた声も好みなことに気づいた。ここでいう落ち着いた声というのも言葉で表現するのが難しい。「ざぶざぶ」とか「しとしと」とか事象を表現する言葉があるのに、声を表現する言葉がなくて不便だ。ボキャ貧で嫌になる。自分に共感覚があって色づいて見えたらもう少し説明できただろうか。
例をあげるとコトリンゴ、青葉市子、君島大空、kitri、手嶌葵などなど。ボキャブラリーを捻出すると霞がかった森から聞こえてきそうな声だ。木霊ボイスとでも言おうか。個人的に似た部類の声の人たちだなと思っている。朝霞だったり、仄暗い霧だったりのちがいがあってそれぞれ人を惹きつける魅力がある。



声紋的なものに共通した何かがあって、その部分が好きなんだろうか。身内にいい声の人はいないし、きっかけになったようなエピソードもない。
どうして声を好きになって、上記のような傾向があり、どういう共通点があるのか、こういう時気になる。
自分の好きなものたちがどういう傾向にあって、潜在的に理由があるのか調べられるものなら調べてみたい。途方もなさそう。

「個人から出る空気の振動」って言ってしまえばそれだけのものだ。それでもあの人の声を聞くと元気が出るとか、安心するとか、眠くなるとか(?)なんとも表現しにくい魅力があるものだなと思う。


ここまでありがとうございました。

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