◇日曜日よりの使者.

このままどこか遠く 連れてってくれないか 君は君こそは 日曜日よりの使者



ここ数日ハロプロの曲だったのに急に路線変更
・・・だと思ったと存じます。

実は私はサッカー観戦を趣味としている。
JリーグJ3の松本山雅というチームのサポーターである。(今年で8年目、早い)

この曲は、ホームで勝利した際に、
スタジアムで流れる曲なのである。

サポーターたちはこの曲を背に、
良い気持ちで帰路につく。

もちろん負けたら何も流れないので、
その日の試合の良かった点、悪かった点など口々に、型をすぼめて皆帰る。

上記でもう察しはついてると思うが、
今日は勝利した。

山雅は実はもうJ2昇格のためには、
全て全勝しなければならないのが必須条件となる。

そんな中での今日の試合。
隣県のFC岐阜との対戦だった。

試合の流れは前半から山雅が支配。
しかし前半の半ば、相手にコーナーキックの機会を与えてしまい、
そのワンチャンスをものにされ、1点決められてしまった。

肩を落とすサポーター。
ハーフタイムにそのまま入り、正直意気消沈に近かった。

正直選手間でもうまくパス回しもできなくなっていたし、
本当にもうだめなのかもしれないと考えてしまった。

後半から、田中パウロ淳一選手が交代で入った。

この選手、SNSの更新を頻繁に行っており、
選手やサポーターからも人気が高い選手だ。

その割に試合には全く出られず、
最近の試合でようやくサブメンバーに入ることができた。

彼のSNSはフォローしているので、常に拝見しているが、
インスタのストーリーではいつも前向きに頑張る姿、
本当にこの状況めげそうじゃないかと思っていても、彼はひたむきにただ前を向いて練習に励んでいた。

その彼がようやく試合に出られた。

後半3分、試合が動いた。
その田中パウロ選手が決めたのだ。

スタジアムがどっと沸いた。

希望が見えてきた。

ただここでは喜びの姿はそこまで出さず、
次の1点を目指す姿勢がそこにあった。

途中、岐阜の選手に主導権が握られ、思うようにプレーできなかったが、
さらにチャンスがきた。

コーナーキックで、また田中パウロ選手が決めた。

会場のボルテージはもう最骨頂。

私は自然と喜びながら涙してしまった。

結果試合は2-1で勝利。

もう全サポーターが今日のヒーローは田中パウロ淳一と口をそろえるだろう。

今まで本当に試合に出られず、
もがき、苦しんだと思う。

ただその中でも持前のキャラ、負けん気、粘り強さが、
この結果にたどり着いたのではないか。

なかなか結果がでなくても、
前を向いてひたすら努力すると、
人間結果を出すことができるんだ。

そのお手本を今日生で見ることができた。

今苦しい時期だからこそ、
今日のプレーは私にとっても励みになったし、
全国の苦しんでる人たちにも届けたいとも思った。


今日の試合は本当に行ってよかった。


ありがとう、

しゃみ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?