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2日間で見た15色のサイリウムと確かに受信したでんぱ

どうも、仮名ちゃんです。
テキストではお久しぶり。なんせVログの編集やら自身の活動やらですっかり疎かになっていたけど、まだまだ文字で生きていきたい欲は死んでいません。

エンディングを迎えて早一か月。
関わりのあったでヲタの皆々様、そうでないでヲタの皆々様、息してますか?生きてますか?
私はまだ全然「次のツアー発表まだかなあ」と思ったりして、「もうないんだなぁ」を繰り返しているオタクをしているよ。

そしてまだ帰阪したその日からグッズを詰め込んだリュックからグッズを取り出せずにいます。

この大量グッズがまだリュックに眠っている…。

まるで昨日のことのようで、夢を見ていたような二日間でした。
細かく書くと文庫本一冊分にもなりそうなので、とにかく今書きたいと感じた心境だけを綴りたいと思います。

▽▽▽

でんぱと出会ったのは十代後半。
親の離婚、祖父母との関係悪化、ひどいいじめ、友達はお犬たった一人。
(お犬とは、YouTubeチャンネルの仮名ちゃんねるに数度出ている、幼馴染どころの騒ぎではない友達である)
そんな人生のどん底でネットの海を漂いながら、まさに死んだように生きていた頃。

当時ニコニコ動画大流行期。
父がミーハー心で買って放置されていたノートパソコンを私が強奪して、好き勝手ネットに浸かっていた私は、例にもれず動画視聴に勤しんでいた。
そんな時に流れてきた、ピンキー!の踊ってみた動画から、Twitterアカウントをフォローして、ずっとピンキー!の流れを追っていた。

そんな中飛び込んできた、ピンキー!のでんぱ組.inc加入のニュース。
まだモーニング娘しかアイドルを知らない仮名ちゃんは、でんぱぐみとはなんぞや…。とひたすら調べ回った。
当時は絶対関わり合うことないだろうと思っていた、所謂アイドルオタクたちのツイートがたくさん流れてきて、思ったより怖くない人たちでいっぱいだ!となった。

そこからは当時あまり発展していなかったYouTubeで更新されるでんぱの曲を聞き漁る毎日。
自分の身の回りの環境は全然改善されていないのに、楽曲を聞いているとなんでか生きててもいいんだなと思えた。
それが『W.W.D』であり、『でんでんぱっしょん』のファーストインプレッションだった。

それから紆余曲折ありつつ大人(とはいえ永遠の女子ではある)になり、度々でんぱの現場に行って、それから公式のでんぱのチャンネルを真似してVログを始めて、これからも生きる希望として卒業した推しも含めて推していこうと思えて、でんぱと一緒に生きようと決意して、そして、そして。


エンディングのニュースが舞い込んだ時、目の前が真っ暗になるって本当に存在する現象なんだなあとどこか他人事のように思った。
メンバーの卒業が悲しくて泣いたときよりも泣いて、大好きなコンテンツのピリオドが一回寝るごとに近付く現実が受け入れられなかった。
それまでに心斎橋ディアステージのイベントに行き、ツアーに行き、でんぱとう(ファンクラブ)限定イベントに行き、接触に行ったりもしたけど、全然実感が得られない。
というか、実はドッキリでしたと言われるんじゃないか。
幕張のその日に武道館とかの発表があるんじゃないか。と、謎の期待感で過ごしていた。
でんぱ組はあらゆる常識を覆してきたグループだから。

そしていざ1月4日。エンディング1日目。
お犬と参戦した私は、終演後に抱き合って泣いた。
コンタクトのせいで目の前が曇りまくって、幕張の階段がとても幻想的に見えた。
5日。自身のグループで共演した『不思議BOYS』のフーカさんに出会えて、ワクワクしながら写真を撮った。

お顔が良すぎて大好きが過ぎる顔の私

既に前日のライブのおかげで目がパンパンに腫れながらも迎えた正真正銘のラストライブ。
VIP特典のどでかアクリルパネルをリュックに詰め込んで、昨日は取れなかった銀テープは取れそうだなと思いながら昨日のままのステージを眺めた。
過去の卒業メンバーのものを含む衣装と、ばかでかサイリウムがぶっ刺さって、本物のディアステシャッターが鎮座したステージ。
開演前のざわざわとした、どこか緊張が混じりあったようなでヲタの声を聞きながら、私は早々に泣いた。

「本当に何の発表もなく、ここで終わっちゃうんだ」

ライブは前日と同じくMCなしのライブ。
そしてさくらアッパレーションでトロッコから消えた彼女たちの後に流れるエンドロール。
いつもは「to be continud」で終わっていたのに、最後に映ったのは「THE END」。
その文字を見た時、私は確かにでんぱ組.incから電波を受信した。
宇宙を救った彼女たちから、とても強い電波を受信して、感電して、寂しさとはまた違った感情を手に入れた。

気が付けばそんな思い出を抱えてキーボードを叩いていた。
まだでんぱの楽曲は聞いているし、メンバーのSNSも見ているし、エンディングが終わったら変えようと思っていたXのヘッダーは変えていない。
概念となってしまった推したちは、最後の新曲の歌詞通り「人生は続いていく」を体現しているようにそれぞれの活動に忙しそうだった。

かくいう私も同じで、自身のグループ活動や生きるためにやらなければならないことで必死に生きていて、それでもなんでかリュックからグッズは取り出せずにいる。
片付けてしまったら、これを身に着けることはもうないんだと突き付けられるような気がして。実際もうないんだけど。

そんな中、コンサルとして関わらせていただいている会社の社長さんからリュックをもらった。
学生の頃から使っていたライブ参戦用リュックは、お世辞にも綺麗ではなく、ボロボロだった。
それを憐れんで冬のボーナス代わりにいただいた。

その人は別にでんぱを好きな訳でもなく、今の私の心境を知っている訳でもないけれど、なんでか概念となったでんぱを受け入れなさいと言われているようだった。

まだボロボロのリュックの中にはグッズが詰め込まれているまま。旧リュックを捨てることもせず、片付ける気にもなれていない。
でも私はもう概念となったでんぱを受け入れてはいる気がする。
あとはエンディングの円盤さえ手に入れさえすれば、でんぱの紡いだ宇宙を救う物語はいつでも再生できる。
今はそれでいい。そんな気持ちでいい。

自分のアイドル人生、まだでんぱ組の……何分の1だ?
まあなんにせよ、でんぱ組.incが立ったステージに立った私は、これからも大きくなるために大阪の地で踏ん張っていく。

△△△

そんなわけで、私はまだまだゆーろんとしても大きくなりたいし、まだ発展途上の仮名ちゃんを受け入れて推しだよって言ってくれる全ての人に恩返しがしたい。
私に挑戦する気力を与えてくれたでんぱ。支えてくれるメンバー。いつも応援してくれているファンの皆。これから出会うかもしれないキミ。
全部全部幸せにしてやるからなー!の気持ちです。

まるででヲタ大団円みたいなnoteを書いたけれど、最後のでヲタVログの編集終わってません。
誰か私のやる気を引き出してください。

直近大事LIVEは2/7!

お待ちしております。
では、また。

仮名(かめい)。
趣味が高じて小説家の道へ進む。
なんの変哲もない永遠の女子。
最近アイドルになりました。
誰かの心に届くような文章を心がけています。
Twitter → @kamei_tyan @kamei_novel
カクヨム → https://kakuyomu.jp/users/kamei_tyan
ピクシブ → https://www.pixiv.net/users/62414934

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