『ボクの世界には君だけでいい』あとがき的なもの
どうも、仮名です。
四月ですね。私は派遣切りを経験し、五月からは新しい職となります。
いやあ、一年半ほどいた職場を離れるというのは割と寂しい気持ちですね。
▽▽▽
さて。
ついに三年の年付を経て連載していた『ボクの世界には君だけでいい』が完結しました。
これを書いているのは4/8。
個人での制作が終わり、あとは公開を待つのみの状態です。
この物語は前作の『おやすみ、死にたがり』と打って変わって青春全開のお話でした。
バンドミュージックにこだわったのは、私の青春時代の表れです。
まだiPhone4とか5とかが最新機種だったあの時代、私はギターを弾きながら専門学校での生活に胸を高鳴らせていました。
登場人物は全員モデルがいる、というのは『おやすみ、死にたがり』でも書いたと思いますが
今回のモデルはどちらも自己投影+友人たちです。
小泉は引きこもって誰とも視線を合わせられなかった私と、見た目は幼馴染です。
ここ一番で誰かの盾になれる強さ。気持ちを伝えられないもどかしさ。
なんだか幼馴染に会いたくなりました。何度か会ってますけどね、ここ最近。
葵は猪突猛進な私と、高校時代の好いていた人です。
彼は既に大切な人を見つけ、日々を楽しく生きているようです。
Twitterバレてるからもしかしたら見てるかもしれないですけど。
君ですよ君。良い青春時代の良い思い出として使わせてもらいました。
この三年。いろいろありました。
鼓膜破ったり仕事変わったりライブ行ったり……。
大変な三年間でした。かけがえのない三年間で、それは筆が乗らない毎日の中でも少しずつ創作への向き合い方も変わってて。
でもちゃんと思えました。
あぁ、私創作好きなんだな。って。
ずっと完結しないまま放り出したら、きっと私は筆を折っていたと思います。
もう何も書かずに、日々を普遍的に、何も変わらない日常の中に居るのだなあなんて。
何度か筆を折ろうかと思ったこともありました。
時間を取れず、仕事しながらこの時間に書けたらいいのになんて思いながら、それでも自分が時間を作っていなかったわけで。
そんなわけでこの作品は無事に電撃大賞に応募することができました。
次回作は既に決まっていて、私の母が熱望していた学生時代の大切な物語のリメイクとなります。
夏くらいからは書き出したいなあと思いつつ、しばらくは完結に酔いながら酒でも煽ろうと思います。
△△△
てことで長い事かかったボク君も終了し、しばらくは新生活に向けて準備でもしようかと思います。
次の職場はまだ決まっていません。大ピンチ。
でもこれまで過ごしていた会社はとても楽しくて、きっと次の会社でもなんとかなるだろうな、なんて呑気に構えています。
作品は長く残ります。
誰か一人でも私の物語が届きますように。
では、また。