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大島弓子
何十年かぶりに漫画を買った。
大島弓子作品。
去年から聞いているキョンキョンこと小泉今日子さんがSpotifyで発信しているラジオ「ホントのコイズミさん」がきっかけ。
キョンキョンが大島弓子ファンというのは有名な話だがラジオで大島弓子熱を聞いて読みたくなった。
実は、私は、少女時代から大島弓子さんの漫画が読めなかった。
かわいい絵だし、同級生にファンもいたけどなぜか読めなかった。
漫画は、面白いもの。
少女漫画は、キュンとするものと勝手に思い込んでた私に大島弓子作品は、なんとなく重かった。
その頃、岩館真理子作品や小椋冬美作品は、揃えるほど大好きだったのに大島弓子作品だけは、手が出せなかった。
今回買った漫画は、約20年前の作品だが、ジェンダーの問題、親の離婚や過食症などを繊細に書いているような内容で驚いた。
明るく受け止めるが心を痛めてる主人公。
うちも多感な時期に離婚はするのだが、物心ついた時から喧嘩の絶えない家でいつも顔色を見ていた子供時代を過ごしていた。
そのせいで読めなかったのかなと思ってみたが、きちんと最後まで読んだ記憶がないのだ。
でも暗いなぁという印象があった。
その頃の私は、ノー天気な離婚賛成娘だった。
離婚を重く描くドラマや本は、苦手で、きっと可哀想に描かれているのが悔しくて、見ないようにしてたのだろう。
不仲な親を持つ子あるあるなのかどうかは、知らないが変に子供らしくないところがあったのか変なとこ大人だった気がする。
50過ぎて思うがその時子供らしく、逃げずに悩み、大島弓子作品を読んでいたらもっと成長できていたのかなとおもう。
現実を受け入れて学ぼうとしていたらもっと成長してたのかなと。
現実から逃げまくって、自分と向き合ってこなかったツケがまわってきたのかと思う今日この頃。
でも、ここで大島弓子作品が読めるというのもこれまた出会い。
ちなみにキョンキョン主演の大島弓子さんがモデルになったという映画「グーグーだって猫である」も改めて観た。
なんと、今回買った漫画を書いているシーンが劇中に流れた
あっ!今、大島弓子作品を読む時なんだ!と思った。(単純かよ)