【マリーンC解説】有力6頭を直前ジャッジ!
①クールキャット
結論を先に言えば、ダート適性の有無にかかわらず買いづらい。初ダートが砂の重たい地方、しかも砂を被ることが濃厚な最内枠。さすがに克服しなければいけないことが多過ぎる。攻め時計から出来の良さは伝わるものの、迷わず見送り。
②レーヌブランシュ
道悪が苦手なので、良馬場でやれそうなのは何より。ただ、松山が「外枠でない時にあまりいい形で出ない」と言うように、内枠だとリズムが悪くなりがち。そのあたりはルメールの手綱さばき次第。先行できれば上位争いになる。
④レディバグ
オープンでの近3戦はやや物足りないが、いずれも牡馬相手の競馬。とりわけ前走はレース後に酒井が「競馬に行く前に苦しがっていた」とコメントしていたので、本来の出来になかったのだろう。その点、今回は6日の坂路でマークした4F51秒3-1F11秒8の好時計。全体時計、ラスト1Fはともに自己ベストだから、かなり復調している。しかも待望の牝限、1F延長と好材料がズラリ。地方の重い砂も園田で経験済みだけに、勝ち負けになっていい。
⑥メモリーコウ
一昨年の2着馬。ここ2戦の交流重賞では勝ち負けに加われていないが、3走前の東京シンデレラマイルは0秒2差の2着だから、大きな衰えはないはずだ。2000あたりまでは守備範囲だが、ベストはマイルのイメージ。自分で競馬を作れないので前残りでは厳しいが、差しが決まる展開になれば馬券圏内まであっていい。
⑩サルサディオーネ
8歳を迎えても衰えなし。右回りでは脆いが、左回りでは昨秋に牡馬相手の日本テレビ盃を快勝しており、まして牝馬限定なら崩れることは考えづらい。今回の不安材料はただ1つ、初めて背負う58㌔。馬格があるので問題ないように思えるが、ここはやってみないと分からない面もある。思い切ってメモリーコウから狙うのであれば、脚質的に真逆の本馬を切る手もありだろう。
⑬ショウナンナデシコ
昨秋に本格化を果たして以降、安定感はピカイチ。ただ、2勝クラス以上では①~⑥番で【4・1・2・1】と好成績なのに対し、2桁馬番では【0・1・0・4】とイマイチなのが気がかり。本質的に中距離馬でもあり、マイルの大外枠だと忙しくなるかも。勝ち切るイメージは持てない。
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