多忙は怠惰の隠れ蓑
・朝から晩まで働いてて時間がない
・家事に育児に追われて何もできない
・そもそも体調が万全の日がない
・常に寝不足で何もできない
なるほど。こいつらは怠惰を隠すための言い訳になっていたのか。
と考えさせられた言葉。
【多忙は怠惰の隠れ蓑】
忙しいのに怠惰だなんて不思議なことをいうな~と思った。
思ったと同時に「そうかも」と納得した。
私は忙しくしているのが好きだ。
というよりは、忙しいと思われていたいんだと思う。
思えば大学院のころから、先に就職した同級生に
「学生は時間があるからいいよね」
「大学は休みが多いからいいね」
と言われる機会が多かった。
そう「暇だ」と思われていた。
いや、実際に社会人のみんなと比べれば「暇」だったのかもしれない。
「暇だ」と思われるのが嫌だった。
居心地が悪かった。
暇かもしれない自分が、忙しい人の横に座っているのが嫌だった。
だから忙しくすることにした。
バイトは週7入れた。
社会人になってからは、忙しい部署に配属された。
それも忙しくできるからいいやと思った。
結婚して子供ができた。
産休育休中にのんびり暇していると思われたくないから
ライタースクールに入った。
本業にも活かせるスキルを身に着けられて
ライタースクールに入ったことはここ数年で一番の英断だった。
その他の副業もしたし、している。
大したお金にはなってない(ここ重要)
なんなら出たお金のほうが多い。
仕事に復帰した。
時短のはずがフルタイムになった。
でも「時短で時間があっていいな」と思われたくないので
別にいいかと思った。
でも家の中のことが回らなくなった。
家のことをした後に、夜中まで仕事をすることが多くなった。
家事も育児もしてフルタイムで稼いでくる母であれば
「暇だよね」と言われることはないからよかった。
もっと早く気付くべきだったのだけれど
「忙しい」はすごく「楽だ」
忙しくしていれば、暇でいいねと言われることは少ない。
忙しくしていれば、私はなにもできてないと劣等感にさいなまれることも少ない。
忙しくしていれば、何も考えなくていい。
忙しくしていれば、目の前のことだけやればいい。
これってすごく「怠惰」なことなんじゃないか。
半年で私が忙しくしていたなかで得られたもの
・中途半端な本業の知識
・中途半端な家事
・中途半端な育児
・中途半端な自己肯定感
・中途半端なスキル
全部「中途半端」
いやむしろ何も得られていないかもしれない。
家事育児に追われ本業の頭は回らず
荒れ放題な家のなか、かろうじて家族のご飯を準備し
その間も中途半端な副業を頭で考え
何もできずに一日が終わる。
時間は確かになかった。
得られたものもなかった。
忙しかったのに得られたものがないなんて
見つけられてないだけなのでは?と思った日もあるけれど
中途半端なものしかなかった。
怠惰にしていればよかった。
結局何も得られないのなら、忙しいじゃなくて怠惰に過ごせばよかった。
いや怠惰に過ごしていたから、忙しかったのか。
今年中に気づけたことが奇跡だと思うことにしよう。
まずは思考のマルチタスクをやめてみようか。
優先順位
①家族に健康的なご飯と環境を
②文章を書く、読む
③本業
そして今日も怠惰に時間がすぎてく。
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