見出し画像

教師こそ人を頼ろう

割と無能な僕はよく人を頼る。

「頼ることはダメ」って価値観の人が多い気がする。
実際誰でも何かを人に頼って生きてはいるんだけど、「これは頼るべきではない」、「こんなことを頼っては情けない」、「これはこの人の仕事だ」と勝手にマイルールをつくって人を批判する人は少なくない。

人に頼るのは悪いことではないんだけど、人に頼るのが上手い人と人に頼るのが下手な人が確実に存在する。


そもそも学校という職場は適正に部署に仕事が配分されていない。引き継ぎ資料がほとんどない学校も多い(部署ごとの反省や記録が残されていない)。しかし、毎年人は部署を移動する。こうなると意味もなく時間のかかるタスクをそれぞれの人がやっている場合が多くなる。

「教員は多忙だ。」と言われることが多いが、自分が集中して取り組むべき仕事に取り組むための工夫は自分で考えていくしかない。

頼るべき仕事や頼り方が上手くなれば、より自分のリソースを生徒に還元できるだろう。


何年かその職場で働いていると、部署の責任者を任されることが多くなる。そのときに、「できる人間は人に頼らず全て自分でこなすべきだ。」と考えては時間がかかるし、ミスも増える

自分のスキルの幅を広げるためにさまざまな仕事に挑戦することも大切だが、それで本来するべき仕事が疎かになり、ミスが増えて生徒に迷惑をかけては本末転倒だ。

僕が人に頼るべきかどうかを判断するときの基準の一つが「その仕事に必要な情報は誰が持っているか」だ。

そもそもある役職の人でないと持てない情報というのは結構多いので、その情報を持っていない状態で仕事をしようとしても時間だけが過ぎていく。

仕事を始める前に、この仕事をミスなくこなすには何の情報を持っていないといけないのかを考える癖を付け、その情報を持っている人にやってもらう。

逆に自分のやるべき仕事は気持ちよく引き受けるべきだ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?