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どちらにすべきか迷う話(切実)

どうでも良いことに関しては、決断力はあるほうだと思う。

 飲食店で何を注文するかは、一応メニューは見る。
今実際、時計を見ながら、いつもどれくらい迷っているか想像した。
喫茶店なら5~10秒くらい、ランチとかでも15秒くらいだと思う。
もっと早いこともある。
 一緒にいる相手がシェアしたいからとか、実は品切れとかで別のものを頼む場合は、多少長くなる。
あーでもない、こーでもないと悩んでいる人を見ると、私とは異質なものを感じる。
 決めるのが遅い人に聞いたら、後悔したくないとか。
私だって、紅茶があまりおいしくなくて、コーヒーにすれば良かったとか思うことはある。でも別にそれは後悔ではない。次の時にコーヒーにすればよい。
「後悔」って言葉、もっと重いものだろう。そんなところで使うものか?

「ねこにゃん、決めるの早いね。男っぽいよね」と言われることも多い。

 それって昨今の「多様性」からいうとNGワードでは?
 夫は、よく言えば熟考、悪く言えば優柔不断(わぉ、言っちゃった)。
「あなた決めるの遅いよね。女っぽいよね」と言わねばらならないのか。
私はチーズケーキと心に決めているとする。夫も遅れてチーズケーキ。私が店員さんに「チーズケーキ2つ」というと、「え?同じ?んじゃ、僕変えよかな?半分こできるよね」とか言う。
ええっ?どっちゃでもええがな~。
同じもの食べても、シェアしても、完全に別々に食べても。
しかも「半分」ではなく「半分こ」とかいう。
「見た目とそぐわない」という表現の例は、こういうのを言うのだ。

ってことは、
早く決めるのは、わが家では「女っぽい」ねと言わねばならないってことだ。

「女っぽい」「男っぽい」という表現、言われたとていちいち反論はしない。でもそろそろ、そのワード使ったら、体に小さい電流でも流れて「あれ?今のおかしかったっけ?」とでも気付くようにした方がいいな。

タイトル通り、そんな私でも長時間迷うことがある。

それは洗濯用洗剤。
洗浄力、抗菌、白さ、除菌、部屋干しの臭い無し

 私にはどれも必要である。
なのに、同じメーカーでも二択だったりする。
除菌を重視すると汚れはイマイチ取れないのか?
白いシャツはもちろん白く仕上げたい。
でもその洗剤で息子の臭い黒いシャツを洗ったらどうなるのか?
皆、よそ様は、数種類の洗剤を使い分けているのか?

同じことが、食器用洗剤と、お風呂洗い洗剤についてもいえる。

 油汚れに強い、除菌もできる、速乾性、泡切れが良い
 カビ防止、ぬめり防止・・・

 全部の機能をひとつにまとめられないのか。
メーカーに電話してみようという気持ちをこらえる。

「そんな場合どうしたら良いんですかっ?」って詰め寄ったところで、向こうは、あご肘をついて、鉛筆を鼻の下にはさんで、もう片方の指で机を一定のテンポ(♩=70前後)で叩いている。メモ用紙に「ややこしいおばはんキター」と書いて、隣の人に見せている(以上想像)。
答えはわかっている。
「どれかを選ぶしかない」

 猫のエサについても同様だ。
うちのにゃんこは、太りやすい。しかも膀胱炎になりやすい体質だそう。
8歳なのでシニア。
すべてを兼ね備えたエサは、なんだかすごい高額のものだ。
以前、そこそこの値段で、両方を兼ね備えたものがあったが、メーカーの商品リニューアルで無くなった。

 これくらいだったっけ?と思ったが、まだあった。
それはシャンプー。
年齢の割に量も多く剛毛なのだ。
エイジングケアシャンプーには、
「ハリコシをよみがえらせる」
などとある。
えー、困る。「ハリコシよ、どうかお静まり下さい」てな髪質なのに。
話はそれるが、学生時代に髪の毛を切ってすぐ、ポニーテールをした日があった。横に並んで座っていた当時の彼氏が「なんかちょっと痛っ」と言った。
見ると、顔にうっすら1㎝くらいの切り傷が。そう、振り向きざまの私の毛先は凶器と化していた。
それが、今でも衰えを知らない。
 そして、今は白髪染めをしているので、色抜け防止みたいなのが望ましい。
でも、これにも「髪の毛イキイキ」みたいに書いてある。
いや、違うから・・・・

 足のサイズは、22.5㎝か23㎝のどちらかである。なので試着しないと無理。
テレビショッピングで買いたいなと思う気持ちをこらえる。
「返品可能」と書いてあってもなんかねぇ。

 服も、SかM、7か9、これまた厄介だ。
メーカーによって違う。これもうかつに買えない。

 変な話だが、ブラジャーもそうである。5㎝刻みで書いてあるサイズ。とあるサイズの絶対その中間なんだよなぁと思う。

  週明けから一体何の話だよって感じだが、今からエアコンの下見に行ってくる。さぁ、迷わないやら迷うやら。
夫がいるから迷うわな(笑)






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