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幼少期のアニメとコミック
子供の頃は、テレビは家に一台だった。
チャンネル権が父にあったため、日曜夜のハイジなどは見れなかったが、平日夕方のアニメは結構見ていた。
読んで下さっている人は、ほとんどわからないと思うが、色々思い出したので書いてみることにする。
私がよく見ていたのは、
〇妖怪人間ベム
〇デビルマン
〇ゲゲゲの鬼太郎
〇バビル二世
「女の子がそれ見る?」みたいに言われていたものである。
これらは、共通して
背景が暗い。
内容も暗い。
笑いは起きない内容だが、なぜか好きで見ていた。
特にベムには惚れていたかもしれない。
人は見た目ではない、中身で判断するべきだと深い示唆があった。
続きまして・・・
〇オバケのQ太郎
〇ど根性ガエル
〇ハクション大魔王
〇ジャングルくろべえ
〇ドラえもん
これらに共通するのは、
主人公が小学生の家に居候している点
今考えたら、お母さんがスゴイなと思う。
私がお母さんなら無理だ。
みんなご飯を大量に食べる・・・うち三合炊きだし。
当時、何の不思議もなく見ていたなぁ。
母はハクション大魔王は下品な感じなので、あんまり見て欲しくなかった感じであった。でも今思うと、何が下品?、大魔王の声?
母がこれなら見て良いわよー的に言っていたのは
〇一休さん
〇まんが日本昔話
日曜日家族みんなで見るのは
〇ルパン三世
〇トムとジェリー
父は純粋に、トムがペッチャンコになってもすぐ戻るとか、筒の中を通ったら体が筒の形で出てくるとか、背中にファスナーがついているというような古典的な描写が好きだった。
コミックはちょっと変わったものを読んでいた。
〇のらくろ
〇蛸の八ちゃん
〇フクちゃん
〇タンクタンクロー
〇冒険ダン吉
昭和初期の少年漫画である。
ジャングルくろべえや、冒険ダン吉は、ちびくろサンボなどと共に、のちに黒人差別を助長するとかで批判されることとなる。
確かに文明国のダン吉は、流れ着いた南の島で、教養のない(と実際書いている)黒人原住民たちの王様になるというストーリーだったので、今ならアウトであろう。。
でも、未開の島に、ゾウが引っ張る列車を作った(バナナの木を見つけてると脱線するが)。
学校を作って読み書きを教えた。
病院も作って、インフラ整備に貢献した。
襲撃してきた隣の部族に、ヤシの実を落として倒す作戦を立てるダン吉。
ただ槍で突くという、それまでの原始的な戦いではない。
「さすが文明国のダン吉」という流れ。
まぁ、これも今ではナシだな。
その後、倒れた敵をちゃんと介抱して、これからは仲良くやっていこうと約束するのは悪くないんだけど。
なぜ、こんなに急にダン吉のこと思い出したか。
今、歯医者に通っている。
ものすごく腕の良い先生で、全然痛くないのに、
「痛いですか~?」
「ちょっとキツイけど頑張ってくださいー」
「無理だったらすぐ合図してくださいねー」
と、やたらいたわりの言葉を頂く。
ダン吉病院で、虫歯の治療シーンがある。
歯に結び付けたひもは、天井の滑車につけて隣の部屋に続く。
ひもの先にはバナナがついている。
隣の部屋には小さい檻に入れられた猿がいて、ダン吉がレバーを引くと檻の扉が開く。猿がバナナに飛びついて、ひもが引っ張られて歯が抜ける。
先生に、
「ねこにゃんさーん、終わりましたよー。お疲れさまでしたー。大丈夫でしたかー?」
と聞かれ、思わず、
「現代のこんな素晴らしい治療を受けられて、私とてもラッキーですよねっ」
と言ってしまった。
「ええっ?そんなにですか~?それは良かったですぅ^^」
40歳くらいのかわいらしい女医さん。
まさか、ダン吉病院と比較していたとは思うまい。
※追記※
「あー知ってる~~」って言う人誰かいるのかな?