セルルックアニメーションと「慣れ」
ずっと、オドガク(=ゆるく踊りながら学習動画を見る)で3DソフトのBlenderを学習している。このソフト、ハリウッド映画ばりのCGが作れるのに無料。昔から3DCG好きの私。いくつかの3Dソフトを乗り継いで、現在はBlenderのマスターを目指して努力中だ。Blender大好き。ずっとついて行きます!
皆さんはNetflix、何見てますか?
私は、以前にも増してアニメをよく見るようになった。現在はB: The Beginningを鑑賞中。不思議なもので、1本アニメを見てしまうと、何故か続けてアニメを見てしまう。2Dと3D、実写とアニメの間には、作画表現以上の「壁」があるようだ。
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世界的に見ると、実写(=3D)の方がアニメ(=2D)よりもポピュラーで評価が高い。日本で、セルルックのアニメ「鬼滅の刃」映画版が歴代1位になったが、欧米でセルルックのアニメが1位になる事は、まず無いだろう。物語の内容や文化の違い、経済的な要因はもちろんあるが、オドガクユーザーから見ると、要因は「見慣れているかどうか」だろう。「慣れ」は学習からエンタメ、経済まで影響を及ぼす。
通常、人間の周りの物事はすべて3Dだ。陰影があり、奥行きがある。そのため、まるで実写のような「フォトルック」の方が、セルまで描かれたような「セルルック」よりも見慣れている。「まるで本物みたい」といったように、善し悪しの判断がつきやすい。かつ、その判断基準が他の人と共有しやすいので、ポピュラーになりやすいのだ。さらに、「脳」は情報処理をサボりやすい。コンテンツの良し悪しよりも、「情報への慣れ」によって先に大まかに取捨選択される。その結果よりポピュラーな方が、より一般的評価は高くなるのだろう。あまり知られていない商品を紹介するためにつけられる「お墨付き」も、曲の「ランキング」も、最終的には一般に広く「知ってもらう」=「慣れて」もらうためだ。
日本でセルルックのアニメが一般的なのは、「漫画」の存在が大きそうだ。年齢性別問わない、豊かな漫画コンテンツの土壌があるからこそ、たくさんの2Dアニメが作られるからだ。
Netflixその他配信サービスのおかげで、日本のセルルックのアニメーションが英語字幕で海外でも簡単に見られるようになった。10年後、これまで以上にセルルックになれた海外の人たちの間で、アニメの評価が上がるのは間違いないだろうなぁ。
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