黒髪とスーツと
こんにちは、こういちです。ここ数日は雨続きですね。そして寒い。冬が開けてすぐ暑くなったのに、また寒いです。
今回は、就職の話です。
僕は、大学三年生。大学も折り返しです。もうちょっとで卒業が見えてきます。卒業したあとは、働かなくてはいけません。
ちょっと前まで好きなように洋服を楽しんでいた一つ上の先輩とスーツで会うことが多くなりました。リクルートスーツを着ています。そう、就活です。
金髪に染めていた髪を不自然に染め直しているみたいです。黒が、光って逆に不真面目に見えます。建前の真面目さというか。
僕も来年の今頃は同じ状況なのかなって考えたりします。慣れない窮屈なスーツを着て、ペコペコしてるのかななんて思ったりします。
大学でも就活の斡旋が始まりました。早めに始めるといいことありますよ〜みたいなやつ
就活って、人生の転機なのははっきりわかっているのですが、漠然としています。ただどんな職につければいいってことでもないですから。
ゴールが単純な分、その方法が無限に考えられます。コネだろうが、実力だろうが、色仕掛けだろうが、内定をもらえればいいんです。
就活ははっきり言って憂鬱です。
大学入って、人生たのしい〜ってなってたのに、急にキャリアを考えようってなんなんですか。大学の勉強していくので精一杯なのに、それ以外に時間を割いて就活しなきゃいけないなんて無理ゲーじゃないですか。
さらに、就活はこれまで全く経験したことのない類です。先輩やセミナー会場をあとにする同級生を見て、色々なタイプがいると思いました。
得体のしれない就活におどおどしてしまう人。就活にまるで焦りを感じていない、全然気にしていない人。セミナーに行くことすらためらう、めんどくさがる人。インターン漬けになる、就活モンスターになる人。コネでもう決まっているようなものの人。
僕は尻込みしてしまいます。だって、どんなことが待っているか全く予想つかないから。先がぼんやりしているのは、受験も同じでした。
受験の時、先生が口すっぱく勉強しろって言ってくるし、友達が塾通い出したりして、勉強しなきゃいけないのかなっていうぼんやりした雰囲気で勉強はじめました。
まあ、結果として受験勉強に二年かかってしまったのですが、就活は受験と同じ雰囲気を感じます。
やった方がいいのか身にしみてわかっているけど、やろっかなあ、どうしようかな〜って感じです。
就活を真剣に考えると、辛くなっちゃう気がして、なかなかモチベーションが高くなりません。
就活を真っ正面から考えると進まないので脱線して、ちょっと僕の人生を振り返って見たいと思います。
僕はいわゆる、いち大学生です。
中学、高校、大学とちょっとずつステップアップしてきました。
進学の機会の度に、ぼんやりと決定打にかけるくらいの気持ちでした。なんとなく、周りの影響で、流れに身を任せてきました。
本当にこの中学でいいのか、地元の高校でいいのか、将来を見据えて大学選ばなくていいのかとか。
幼い頃は、幼いなりに決めたい気持ちはあったと思います。だけど、子供のだだだけでは、どうにもならないことが今になってたくさんあることがわかります。
私立に進学しようにも経済的に厳しい家庭があったり、親の方針で進学校に進まざるを得なかったり。
自分で選択しているつもりでも、周りの影響は無視できません。第一、日本に住んでいるから、大学へ進学し、新卒で就職することになんの抵抗もありません。
毎日のご飯食べる時だって、そんなもんです。大学の近くのレストランで食べて、家の近くの商店街で魚と野菜を買って、ご飯を炊いて食べる。そのくらいです。
就活と食事を同じに考えるのはよくないですが、似たところはあります。就活もそのくらい気軽に考えられたらと思いますが、まあそうもいきません。
でも、人生の転機だからといって、重く考え過ぎないで、いいはずです。
僕が大学受験の時。高校三年生で受けた大学は全て不合格でした。家の雰囲気は最悪で、その次の年僕が大学進学が決まるまでそれは続きました。
いつもは父とそこまで話す事はありません。今でこそいい距離感でいますが、同じ家に住んでいた頃は話す事は避けていた気がします。
高校を卒業する年の三月のある日に、部屋まで呼び出されました。話のきっかけは、これからの僕の進路について。
色々聞かされたあとで、
僕が理想を求め過ぎている
っていわれました。その時はその時で僕も精一杯だったので、なに言ってるんだって思いました。
それから浪人を経て大学三年生になりました。ただその言葉が印象的で度々思い出します。その都度、ああやっぱり僕は理想主義なんだって、ぼんやりと思う事があります。
そして、今もそうです。就職について考える機会が増えていますが、いつも理想を掲げて妥協することができません。
自分はこうでなくちゃいけない。
誰に指示されたわけじゃなく、僕だけしかそういうことは考えていないのに、なんだかそうしてしまいます。
それは、大学への期待も同じでした。大学は、ユートピアで時間がたくさんあって、やりたい事が全てできて楽しいことしかない。
正しくもありますが、それは当たり前にあるわけじゃなかったです。
僕が思い描いていた大学生活は、
御花畑をふわふわした気持ちで駆け回る感覚。
そうじゃなかったですが、それ以外の印象も持っています。
知らない場所へ行く時はいつでも絵空事を描きがちです。
ひどく楽観的に考えたり、悲観的に捉えたり。
だから、就職が最悪だなんて、やってもない事にひどい印象を持たないでいきたいです。
まあ何も始まっていないですが、きつくなった時にこのnoteを読み返したいと思います。
いつもサムネイルの説明しないし、関係のない写真を載せています。今回も全く関係ありません。写真は、藤です。きれいでした。
あと、僕の文章を少しでも多くの人に読んでほしいです。だから、文章を少し考えていこうと思います。
では