思考と行動 停滞と成長


久しぶりの投稿です。
5か月前から最近まで大きな停滞期を迎えていたので、その際のことを記録していきます。

停滞と成長

成長期とプラトー期

成長曲線とか学習曲線と呼ばれる、横軸にその物事に投下した時間・量(リソース)、縦軸に習熟度・成果を示すグラフでは、グンと伸びる成長期とリソースを投下しても習熟度や成果が伸びないプラトー期があるといいます。

大学に入ってから、しばらくは成長を一定数感じることができましたが、半年ほど前から停滞期を感じていました。成長には停滞期が付きまとうということは自分でもよく理解していたのですが、それでも変わらずに時間に追われる日々は自分に焦りを感じさせていました。

怖いのは犬の道をゆくこと

自分が最も恐れているのは焦りのせいで、自分が取り組む必要のない、雑多なことに時間を使ってしまうことでした。
忙しい医師になってしまったら、イシューを考えることに使う時間や余裕がなくなってしまう。
だからこそ、今、この焦りから逃げずに、イシューを見極めることに時間を使うことにすると決めています。

ちなみに、この話は安宅和人さんが書かれた「イシューから始めよ」で記載されております。

根性で乗り切る「犬の道」に迷い込まずに、「人の道」を進むためにこそ、解くことができて、重要度の高い課題を見つけることが非常に重要になります。
医学生の残りの時間はこのイシューを見つけることに時間を使いたいと思っています。

もちろん下の記事で記載した通り、様々な活動を実施し続けようとは思っているが、その活動の核には「解くべきイシューを見つける」というところを設定しようと思っています。

イシューを見つけるために大切にしていること

イシューを見つけるために大切にしていることとして、以下の4点があります。すべて「イシューからはじめよ」に載っていますが、色々経験して本当にそう思います。

  1. 悩まない。考える。

  2. 一次情報をとる(経験する)。

  3. 深く理解しようと努める。

  4. スタンスをとって、大きな仮説を立てる。(Big Pictureを描く)

悩まない。考える。

悩むという行為が無駄だということはいろいろな本で目にしますし、実際に何か作業を行っていてもそう思います。
行動のために思考をし、その行動をレビューして、再度行動に反映させる。

そのために考えることは非常に重要だと考えますが、行動につながらない、空想上の悩みは、少なくとも何か物事を前に進めるためには必要ないと考えています。
(もちろん、悩むという行為をすることで、後々人間的な深みが出ることはあるかもしれませんが)

想像力を働かせるようなときでも、「悩まない」というのは大事にしていきたいです。

一次情報をとる(経験をする)

「現地現物」というトヨタの言葉がありますが、実際にモノを見る、その作業者に話を聞く、工場の様子を見ることで得られる情報の重要性を説いています。
人から上がってきた二次情報には伝える方の解釈が入っています。
そうではなく自分の感覚で情報を得ることが重要です。

そのために介護のバイトを実際に現場で行ってきました。現在は実習のために介護をやめておりますが、そこで得た経験をもとに様々な活動に繋げております。

深く理解しようと努める

経験することで、概念的な理解だけでなく、本質的にいろいろなことを理解しようとしています。
表面的・概念的な理解ではほかの人と異なる発想を持ちにくいです。そのためにも自分の中に様々な問いを持っておくことが重要だと考えています。

スタンスをとって大きな仮説を立てる

理解するだけでなく、だったらどうしたいのか、どうすればよいのかを、極端な例で考えてみることが重要だと考えています。
自分が最も苦手なのがこの領域です。
だからこそ、大きな絵を描くことを現在の目標にしています。

最近の発見は、イシューの設定で重要なことは「解決可能であること」ではあるのですが、仮説設定のときから、すぐに現実的でない考えを否定してしまうと、考えが広がらないということです。
まずは極端なくらい大きくスタンスをとってみる。そのうえで、考えた仮説を様々な角度から検証して、現実可能な課題に落とし込むのが必要だとこの半年で感じることができました。

思考期間と行動期間

イシュー発見のためとわかっていても、周りの学生で具体的に成果を出している人たちを見ると、何かを自分もやりたいと焦ってしまう気持ちが出てしまいます。

だからこそ、思考期間と行動期間で分けて自分のスケジューリングを行っています。

思考期間はスケジュールに空きをいつもより多く意識的に作り、落ち着いて考えたり、他の考えに触れる機会を多く意識的に作るようにしています。
自分のように思考するべきだとわかっていても焦ってしまう人には、そうやって具体的に期間を設定して、そういう期間だと思い込むことで、焦りが少し解消されるのかなと考えています。

一方で行動期間では、意識的に外に出て、色々な人に会い、色々な経験をしようと考えています。思考や意識という土台があって、行動が変容するので、私は思考をのブラッシュアップの後に行動を行うことで、自己変容が促進されると考えています。

これから

この記事を書くにあたって、少し自分の過去の記事を読みました。
自分が昔こんなことを考えていたんだなぁと振り返ることができました。
そして、「この時期にこう考えていたよなあ」と、他の人にも伝えるための証明にもなったのが一つの発見でした。

落合陽一さんがTwitterに記録しているのを自分の思考のログだと言っていたのを思い出したが、実際にそうだと思いました。

自分の考えって、意外と人に伝わっていないと最近感じており、それをうまく伝えるために記録を残して発信するのが大切だと思いました。

また、振り返ることで自分の思考の癖を理解できたり、今の考えになっている根っこを定期的に確認できるのが良いなと思います。
最近見返した自分の半年前の思考なんて、今の自分のものとはほぼ別物でした。

そのため今後もノートを適宜記載していこうと思います。
頻度はもう少し高めで。

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