忘れらないビールの味
わたしは、お酒が好きです。とくに #ビール が大好きです。
ビールの思い出は沢山あり、人生の様々な場面のなかで、キレが良いものあれば悪いものある。みんなで飲む楽しい幸せな一杯もあれば、ひとりでその芳醇な香りや苦さを愉しんで飲むときもあります。ビール味わいは、その都度、変化すると思います。
まず、うれしいビール。
わたしは学生時代、#卓球部 に所属していました。#関東大学リーグ選手権 各部にわかれて、そのなかでもブロックに分かれています。
リーグ戦で優勝、その後、#入れ替え戦 で勝利、上の部に昇格する試合でも勝利。昇格決定したときの #飲み会 が、もっともうれしいビールで #カンパイ 。身体は疲労でボロボロのなか、うれしくて泣きながら飲んで騒いで。ビールは喉ごしがよく、爽快感ありますね!
校歌を肩組んで歌うとき、上半身が裸でした。最終電車がなくなるまで飲み明かし、泥酔状態で着替えたため、だれのかよく分からない #学ラン を着て、ちかくの同期のアパートに泊まりました。
次の朝、二日酔いよりも、「おれたちは優勝したんだ、結果を残したんだ」という実感がじわじわ蘇ってきました。
つぎに、忘れらないビール。
苦労して就職が決まって、上京した父親と #銀座 で飲んだビールです。あの頃は #就職氷河期 でした。大学院に進学し、さらに貧乏で苦しい生活のなかで、アルバイトしながら修士課程から博士課程へ進学するかどうか悩んだ、そのとき、父親が #大腸がん で大手術。進学を諦めようと思って相談した矢先、「おまえが行きたい道を進め!博士課程に進学できるならば、進学しろ。」と病床の父親に言われました。無事回復、再発も免れて定年退職できました。
その後も、#艱難辛苦 、夢だった #学芸員 になったとき、父親と飲んだビールが忘れられません。今までの苦労も悔しさもすべてを思い出した一杯。また、社会人の厳しさも痛感していた時期でもありました。「お給料は我慢の代償だ」と、管理職だった父に励まされました。ほろ苦い味でした。
ビールとは、ただのアルコールじゃない、人生の節目で飲むものだと思います。
いま厳しい環境で、なかなかみんなでビールを飲む機会すらありませんが、平穏な日常が必ず戻ってくると信じて、みんなでビールでカンパイしましょう。【了】
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