「お金持ちじゃなくて、心持ち」
お昼頃にたまたま行った、近所の小さな食堂屋に居るおばちゃんのおはなし。
そこは韓国出身のおばちゃんが1人でお店をきりもりしていた。
お店はカウンターと座敷合わせて10席程しか無く、店は独特の匂いで包まれていた。
まるで、東南アジアの食堂を思い出させるような雰囲気、、、。
そこでおばちゃんは、座席に横たわりながら「おいし〜よ〜、はよ入り〜」といって温かく迎え入れてくれた。
そこのおばちゃんは16年間毎日お店を続けているそう。
いつもは満席で入ることすらできない人気店だったそうだか、コロナの影響で売り上げは3分の1以下にまで下がったらしい。
おばちゃんは、「このお店を開くまでに色んな経験をしたんよ〜」と話してくれた。
時には、収入がなくなり梅田の高架下で野宿もしたことがあるそうだ。
おばちゃんは「お店を開いて沢山儲かった。けどそのお金は貧しかった家族に殆ど渡して、自分は3万円の小さなアパートにずっと住んでいるよ〜。
でも、不幸でもなんでもない。
私はお金持ちじゃなくて、心持ち。
」
そんな素敵な話を聞けたことにとても幸せを感じた。
何故か旅をしていた頃を思い出して、どこか懐かしい。